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『ダ・ヴィンチ・コード』
「秘密」は悠久の彼方に とわに眠るのだ・・・誰に知られることなく
単なる謎解きの映画としては とても面白い作品でした。
ルーヴル美術館での撮影も、パリやロンドンの街並みや建築物や
作り物ではない“本物さ”も 素晴しいものでした。
ただ、あれだけの長編を映画化するためには 仕方ないのかもしれませんが、本では非常に時間がかかった謎解きが、映画ではアッという間に解かれてしまったり~
例えば 最初の貸金庫での暗号などは床の数字(フィボナッチ数列)ですぐにわかってしまってはつまらないですよね。それに ソフィーが小さい頃からソニエール館長に、“遊び”と称しての“謎解き”で鍛えられていたことなどは 映画では扱いが小さすぎて、彼女の生い立ちとしての説得力に欠けるし
これはかなり重要なことだと 私は思うのですが~
それを言えば、シラスがアリンガローサに何故そこまで忠誠を尽くすのか(殺人までいとわない)・・・も映画では説明が曖昧すぎて~ 大体映画ではアリンガローサが誰に何を吹き込まれたかもはっきりしない。
シラスの最後も原作とは違うし・・・あのへんは全然違ってましたね。
シラスが自分自身を鞭打ったり、太股を締め付けるシリス(金属の棘で肉を刺し、キリストの受難を常に思い起こす)を装着する理由 オプス・ディの教義のようなものも説明は全くないので ここらへんは全部、省かれてしまったのかなぁ・・・
それで意味はわかるのでしょうか?そういえば色素欠乏症という話も出てきませんでした。これではシラスの人となりが全然わからない・・・
ファーシュ警部に関しても どうして執拗にラングドンを、捉えようとしていたか説明はあまりなかったし・・・
ラストも微妙に変えてありますね。これの意図は?よくわからないです~私は、本のままの方が説得力もあり 納得できると思いますが・・・
ただ ↑のシーン・・・
美しいこのルーヴルのピラミッドの前で ラングドンが膝まずき、一人祈りを捧げるシーン・・・
ここでは感動しました。
なんだか感想というより文句ばかり言ってるような・・・?(笑)
でも 先にも書きましたが、映画としては面白いのです。
原作を読んでなかったら 私が感じたことは、気にならないのかも・・・
そういえば先日放送された 「土曜プレミアム 天才ダヴィンチ最大の謎と秘密の暗号」
私はとっても為になったし 面白かったけれど~まだ映画を観てない方は“なんで そこまでいうんだよ~ ネタばれすぎ~~”と大不評のようです。
私も思ったのです~えっ?そんなこと言っちゃう?って・・・ まだ公開したばかりなのに、ちょ~っとバラしすぎですよね・・・
後 思ったこと・・・・・レオナルド・ダ・ヴィンチは あの時代の、あの世界の人ではないと思う。きっと未来からか よその星からかやってきたんだと思う。真顔でそう思ってしまう私です~
マリー的星評価・・・★★★半(娯楽サスペンスとしての評価かな?)
多分 その3に続く・・・
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