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今の幸せに気づかず、別の人生を夢みてしまう“大人になれない大人たち”
リトル・チルドレン
『リトル・チルドレン』
監督・脚本・・・トッド・フィールド
監督・脚本・原作・製作・・・トム・ペロッタ
出演・・・ケイト・ウィンスレット、パトリック・ウィルソン、ジェニファー・コネリー、ノア・エメリッヒ、ジャッキー・アール・ヘイリー、グレッグ・エデルマン 他
【STORY】
郊外の街に住む主婦サラ(ケイト・ウィンスレット)は、いつも娘を遊ばせに行く公園での主婦付き合いにうんざりしていた。
ある日、司法試験勉強中の“主夫”ブラッド(パトリック・ウィルソン)が息子と公園にやってくる。
悪戯で交わしたキス。互いの存在に興味を抱いた2人は、子供をダシにして市民プールで毎日会うようになる。
一方、子供への性犯罪で服役していたロニー(ジャッキー・アール・ヘイリー)が釈放され、街に帰ってくる。ブラッドの友人で元警官のラリー(ノア・エメリッヒ)はこれに過敏に反応、ロニーと老母への執拗な嫌がらせを開始するが・・・。
【解説】
2007年アカデミー賞の主演女優賞(ケイト・ウィンスレット)・助演男優賞(ジャッキー・アール・ヘイリー)・脚色賞の3部門にノミネートされた感動ヒューマン・ドラマ
アメリカの典型的な郊外住宅地に住む “大人になりきれない大人たち”の日常を描き出したこの作品。
経済的な不自由もなく、愛すべき家族もいて・・・それでも、どこか満たされない。
今の自分は、本当の自分じゃない。。。理想と現実の違いにジタバタする。
そういう姿を“リトル・チルドレン”というなら、私もそう感じたこともあったなぁ・・・と考えてしまう。
この作品に登場する人々は、皆どこか不完全で、あやうい。。。
※部分、かなりストーリーにふれています。
※※※
立派な家に住み、可愛い子供もいるサラ。でも子供の子守にはうんざりしていて、もてあましている。愛情も薄れがち。公園デビューしても、仲間に入ろうとは思わない。
夫はへんなサイトにはまり、女性の下着を被っているし(自分の旦那だったら、あんな現場見たら耐えられない~)
ブラッドは司法試験に嫌気がさしている。 でも応援してくれる美しいやり手の妻の手前、図書館へ行くふりをしてぼ~~~っとしている。
妻はそんな夫の気持ちに全く気づかない。
子供しか愛せないロニー、母の溺愛を受け育った彼も又 被害者かもしれない。
老いた母は息子の将来を心配し、結婚相手まで与えようとする。
元警官ラリー、過去の過ちから~疎外感を感じながらも世の中に溶け込んでいるフリをしようともがいている。
そんな彼らが、自分の居場所をみつけるお話。
※※※
ケイトは好きな女優さんです。
今回はかなり大胆に脱いでいます。パンフレットの表紙もとてもエロティックで素敵です。
浮気相手のブラッドに「美人でもなく、小柄で少年風、眉毛はボサボサで太すぎる」と、言われてしまう。
それはちょっと無理があるなぁ~~~
彼の心の声として、そのナレーションが入った時 え~~~っ?と思ったわ。
演技はやはり素晴らしくて~いつも上手いなぁ~と感心してしまう。どんな役でも彼女は自在に演じてしまう。
パトリック~~~青年貴族ラウル(オペラ座の怪人より)だったのに~『ハードキャンディ』でも脱いでたよね。今回も魅せてくれましたね~(汗)
端正な顔立ちはそのままで・・・生き方に悩んでいる姿が痛々しかった。確かに日中の公園に彼がいたら、目立つわ。
私もこっそり、きゃ~きゃ~言ってる中にいるんだろな(苦笑)
性犯罪者、ロニー役のジャッキー・・・は、さすがに助演男優賞にノミネートされただけあります。
心が痛くなる演技でした。
彼が言葉を発していなくても、心の声が「助けて・・・」と聞こえるような・・・
ジェニファー・コネリーは「長くキレイな脚、輝くような髪、完璧な胸」と夫が絶賛するんですよ~。実際子供2人がいるとは思えないスタイルです。
夫を信じて疑わない妻・・・自分に自信がないとあそこまで信じられないなぁ。役とはいえ、ちょっとイマイチだったかな?
『ブラッド・ダイヤモンド』の時の方が良かったな。
子役の2人は、男の子も女の子も、すご~~く可愛かった~♪
マリー的お気に入り度 ・・・ ★★★★★★★★☆☆
マリー的涙度数 ・・・ ★★★☆☆
ああいう風に始まる不倫も多いんだろうな。と思えるリアルさ・・・
公園でのママさんたちの会話。「本の会」での少し年配婦人たちの会話。ありがちですね~~~
アメリカのお話ではあるけれど~日本で起きてもおかしくない。そういう作品でした・・・
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