4ッの笑顔ストーリー

●4つの笑顔ストーリー

私たちが住んでいる石川県金沢市は、江戸時代には加賀百万石前田家の城下町として非常に栄えておりました。

加賀百万石というくらいですから、今でも日本有数のお米の産地であり、農業も発達した地域です。

また、金沢には小坂レンコン、源助大根などの「加賀野菜」と呼ばれる伝統野菜があります。最近では関東、関西にも出荷しているようですね。

これだけ農業が盛んな地域ですから、  おいしいお菓子になる原料も豊富  にあります。五郎島金時さつまいもや能登大納言小豆などは、とてもふくよかな味わいがあります。


4つの笑顔のはじまりは、この優れた土地に育った農家さんたちとの交流がきっかけでした。




農業は、土から作物を作りますから、大きさも大小あるし、形もバラバラ、少しの傷がついたものもあります。
ところが、市場では形の良い、大きさの揃ったものしか買い取ってもらえません。残ったものは、農家さん自身で食べるか、  捨てるしかなかった  のです。


しかしながら、自分たちはお菓子製造メーカーですので、形や大きさにはこだわらず、ペーストにできればいいわけです。


味はバツグンにおいしいのに、今まで捨てているなんてもったいない。何とか、利用できないか!


そこから、私たちの4つの笑顔プロジェクトがスタートしました。


まず、志のある農家さんに協力いただき、傷物や規格外のものを自分たちが使えるような状態にしてもらいました。例えば、さつま芋だとペースト状にしてもらいました。

そして、自分たちはこの  おいしさ溢れる原料から、驚くようなおいしいお菓子を作り出す  ことを考えました。

プリンは本業ですので、簡単に作ることができましたが、それだけでは面白くない。もっとこの良い素材にチャレンジしてみようということで、色々なことを一生懸命に考えました。


そして、たどり着いたのが、  看板商品の4ツの笑顔スイートポテト  でした。


荒めに挽いた芋ペーストを使い、下生地はサブレになっているので、ホクホク感とサクサク感が一度に味わえます。また、表面には相性の良い杏子ジャムを塗り、小さな芋の蜜漬けを3個乗せてあります。


これを販売すると、それこそ飛ぶように売れました。本当に売れました。涙が出ました。

これを協力いただいた農家さんにお伝えすると、今まで捨てていたものが、人に喜ばれるものになった、と大喜びしてくれました。農家さんは、好きで傷物や規格外のものを作っているわけではありません。どれも同じように愛情いっぱいに農作物を作っていますから、この喜びは私たち以上のものだと思います。



現在では、地元の農家さん、牛乳屋さん、卵屋さんなどにも私たちの趣旨をご理解いただき協力していただいております。そして、本当においしいお菓子をつくることができるようになりました。


また、石川県にも私たちの取り組みを評価していただき、様々な形でバックアップを頂いております。


私たち製造者だけの笑顔ではなく、

おいしい原料を作ってくれる 農家の方々
作ったものを販売してくれる 販売者の方々
おいしいと食べていただける お客様方

この  「4つの笑顔」を作り出すのが「4ツの笑顔プロジェクト」  です。







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