独り言 反 女権主義

独り言 反 女権主義

virgin学問論争 資料3



個体差は大きいが、ホモ・サピエンスのオスは、一般に過去自分以外のオスと交尾をしなかったメス(処女)に対して、
性的にプラスとなる他の条件がまったく同等ならそちらが交尾の相手としてより良いメスとみなす傾向を持つ。
そのため、処女を失ったメスに対する差別的な取り扱いを行う社会もある。
また、オスは年を重ねた後も、性的価値のあるメスをセックスの相手として好む傾向があり、
中にはこれで雌雄ペアの結合が破壊されることもある。

「人間の本能-心にひそむ進化の過去」、ロバート・ウィンストン、2008、p130




男は今つき合っている女性の過去にもこだわるんですよ。
男が恐れるのは、女が自分以外の遺伝子を持った子供を宿したかもしれないということ、
その子を自分が育てるハメになるかもしれないということ。
つまり男にとって一番価値があるのは処女なんです。」
澤口俊之「モテたい脳、モテない脳」p163





処女を求めるのはホモ・サピエンスとしての本能。
殆どの哺乳類は、オスは生殖をするだけ。子供を育てるのはメス。
そのためオスはとにかくメスとセックスする方が自分の子孫を残せるようになる。
トドのハーレムのように1頭のオスが数十頭のメスを独占するようなことも起こる。

しかしホモ・サピエンスにまで進化すると、子供の成育に非常に時間がかかるようになり、
メスだけでは子孫を育てることが困難になってきた。
そのためオスとパートナーになっての子育てが始まった。

こうなると問題が起こる。他のオスの子孫を自分が時間を掛けて育ててしまうという問題である。
これを防ぐには以下の行動が必要になる。
1 他のオスと生殖をしたことのないメスをパートナーに選び
2 その後、そのメスが他のオスと生殖しないようにする

つまり、処女を選び、そして浮気を妨害するというのは、数十万年前から続くDNAに刻み込まれた本能なのである。


【参考資料】
ジャレド・ダイアモンド 人間はどこまでチンパンジーか?―人類進化の栄光と翳り  
他多数


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: