ピョンコうさぎの小さなお部屋

ピョンコうさぎの小さなお部屋

物語



☆幸福の青いインコ、みっちーちゃん♪☆




ある日、ピョンコの家の屋根にセキセイインコが止まっていました。
「おいで、おいで」と言ったら、飛んで来て指に止まりました。
「みっちー♪みっちー♪」とかわいい声で鳴くので、みっちーちゃんと名付け飼うことにしました。

毎日かわいがっていたら、このみっちーちゃん、
上手にお歌を歌うインコちゃんだったので、一躍有名に・・・。
ピョンコの家は、ちょっぴりお金持ちになりました(笑)

かわいいセキセイインコのみっちーちゃんとピョンコは、毎日、楽しく暮らしていました。

ところが、ある日みっちーちゃんがいなくなってしまったのです。
足を棒にして探し回りましたが、どこにもいません。
ピョンコは、とてもがっかりしました。(T_T)

そんなある日、ピョンコの前に、とってもハンサムでかっこいい「ミチオ」という青年が現れました。
ミチオとピョンコは、恋に落ち、やがてめでたくゴールイン♪
幸せなふたりの間には、男の子が9人も授かりました。

やがて、子供達で「ミッチーズ」という野球チームを作り大活躍!
少年野球大会では、いつも優勝でした。

ある日、夜中にピョンコが目を覚ますと、隣に寝ているはずのミチオがいません。

「どこに行ったのかしら・・・?」

ピョンコが、キッチンへ向かって廊下を歩いていくと、
インコのみっちーちゃん専用のお部屋にしていた小部屋の戸がすこ~し開いていました。

「あらっ!?」

扉に近づくピョンコ・・・
ピョンコが扉を開けると・・・そこには・・・

「みっちー♪みっちー♪」

「まぁ!みっちーちゃん!!」

いなくなったインコのみっちーちゃんがいるではありませんか!
ピョンコは飛び上がって喜びました。

「よく帰って来てくれたね。」(T_T)

ところが、次の日、夫のミチオがどこにもいないのです。
ミチオは、それきり行方不明に・・・・・。(T_T)

「おかあさん、おとうさんいったいどこに行ったんだろうね・・・?」

子供達とインコのみっちーちゃんといっしょに、ミチオの帰りを待ちわびるピョンコでした・・・。

月日は流れ・・・子供達も、やがて巣立って行きました・・・。
ピョンコは、インコにしてはとても長生きなみっちーちゃんといっしょにまどろんでいました。
すると突然、みっちーちゃんが光ったのです!!
その光の中から、なんと夫のミチオが現れました!!!

びっくりするピョンコ Σ( ̄□ ̄;)

「ミチオさん、あなたみっちーだったのねぇ~~~!!!!!」

「そうなんだ・・・僕は本当は、セキセイインコなんだ・・・。」

衝撃の真実を知らされたピョンコは・・・・・。

「ミチオさん、実は私にも秘密があるの・・・」

「なんだい??」

今度は、ピョンコがピカーっと光りました!
すると光の中から、なんとセキセイインコが~~~~~!!

「実は、私もセキセイインコだったの。」

「ええ~~~~~!!!」Σ( ̄□ ̄;)驚くミチオ・・・。

「なんだそうだったのか・・・」(^~^;)汗

「そうだったんです・・・」(^-^)

その後、ミチオとピョンコはどうしたかって!?

それはね・・・・・

お互いにセキセイインコだということが判ったふたり・・・いや、2羽か・・・!?(笑)

インコのみっちーとインコのピョンコは、
穏やかな南の島で、仲良く幸せに暮らしましたとさ・・・・・。

めでたし、めでたし・・・。

南の島でしあわせ

~おしまい~



イラスト&物語 by ピョンコ



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