静かなるターニングポイント

・そして退部を決意

そして先輩達ははこれだけの事を下級生にしていながら
試合に出ると反則負けばかりしていたのだ。

うちらが殴られている意味がまったくないのである。

ものごとを途中で投げ出すのは大嫌いであるが、限度がある。

試合会場に行けば高校時代のライバルはみんな推薦をとって
各大学で主将になっているのだ。
俺はここで何をしてるんだ?

練習がきつくても強くなる為ならば我慢もするが・・・
あまりの無意味さに馬鹿らしくなる。

早い方がいいと思い夏に退部を決意。
退部届を出すが、まったく受理されず。しかし縁を切る事を申請。
練習にいかないと、先輩達から次々と時間関係なしに(真夜中でも)
嫌がらせの電話がうちにかかってくる。

しかし、縁を切る代償として我が大学内のいかなる部、
サークルにも入る事が出来ないようにされる。

だがようやく、普通の生活を取り戻す。


そして、和風ファミレスでバイトを始める。
このバイト先に音楽の好きな人間が多く、コピーバンドを始める。
とうとうやりたかったバンドが出来たのである!

しかも学内における悲惨な身分をメンバーに話すと、
メンバーが所属する渋谷にあるA学院大の音楽サークルに入らないかと勧めてくれる。

他大学のサークルに単身で入部。始めはかなり勇気がいった。
自分以外は、全員自分の大学よりも偏差値が上のA学院大生。
しかし自分の大学の音楽サークルに入れないのだから仕方がなかった。

今思えば、 このサークルに入って自分の人生は大きく変わったと思う。

数多くの人間に出会い影響されつつ、
しかも我が大学の空手道部にばれる事なく
音楽生活を静かに派手に始める事に成功。

ただし、人種の違いに最初はめちゃめちゃ戸惑った。
軍隊の様な上下の接し方しか知らなかった自分には、
音楽サークルの気楽な上下関係がとても難しかったのだ。

そしてコピバンとサークル活動に明け暮れる。

車の免許もとったが~すぐに飲酒運転で電信柱に激突、
スピード違反でオービスに激写され罰金10万、
原チャリを飲酒でノーヘル一通逆走、
おねーちゃんに見とれてカマを掘る×2等、

様々な事をして免停も二回。支払った罰金もうん十万を越す。
おかげで運転には慎重になる。

ちなみにそんな音楽生活をしながらも高校の空手部の監督を続けてた。
自分の流派の師範のいる道場に通い、錬武会流空手道二段も所得。
監督業もなんとか生徒ががんばってついてきてくれたおかげで
公約だった関東大会まで連れて行く事が出来る。

そして・・・三年になった時に無事に大学の空手道部の退部を認められる。

監督任期の二年を終えた自分に、別の高校から監督の依頼が来る。
川崎にある、某工業高校の空手道部の監督になる。

バイトも和風ファミレスで不祥事を起こしクビになったが~
次に始めたバーテンをやりつつ人材派遣会社二社に登録。
引越し屋、看板持ち、脳波提供バイト、工場作業、アンケート回収、
訪問販売(500人中2位の営業成績!)等
~様々なバイトをし、そして全てが酒になる。

学業そっちのけで、バイト、バンド、空手、酒の毎日・・・

流派の防具付き空手道の全国大会に団体で出場、ベスト8まで行く。

<つづく>


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