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kamoppie

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Jan 6, 2007
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夫とスーパーエッシャー展に行ってきました。
http://www.ntv.co.jp/escher/
エッシャーというとどうしても正則分割や「ありえない絵」ばかりが注目されていますが、実は若い頃にものすごく多くの詳密な風景画や動物画を描いていたということを初めて知りました。
エッシャーの作品のほとんどは版画。一作仕上げるのに、デッサンから初めて、習作をいくつか作って、写真のように細かい線で彫って、刷って・・・という作業をしなければならないことを考えると、信じられないくらい多産で、・・・いろいろな技法を考えついては試してみる実にチャレンジングな人だったんだなぁと改めて感じました。

さらに品川のYKK apのショールームに、福田繁雄氏が製作した「エッシャーの滝」の3D作品を観に行きました。
http://www.ykkap.co.jp/sr/shinagawa/info/hukuda.asp
これは、よくある、立体の一部を切ることによって、ある1点から見ると繋がって見えるというもの。こういう「切る」方法は、視点がほんの少しだけずれるとバレてしまうので、ちょっと残念・・・だったけど、すごいのはちゃんと滝の水が絵と同じように流れていること!後ろに2箇所、ホースを取り付けてありますが、どうなっているか想像できますか?

さて、「ありえない絵の実物を作る(ははは、矛盾してますねぇ)」には、私が見たところ大雑把に3つの方法があるようです。
  1. 立体を途中で切る
  2. 立体の一部を湾曲させて別の辺にくっつける(絵の直線の一部が曲線になる)
  3. 立体全体の角度を変える(が、直線の部分はあくまで直線で表される)

最初の2つは本や実物でいくつか見たことがありますが、最後の方法は2006年の秋に購入した本で初めて知りました。杉原厚吉氏の「立体イリュージョンの数理」です。

基本は立体をある平面上に投影し、その投影したものをまた戻すときにそこに発生する「自由度」を使って、元の立体とは違う、でも見える方向は全く同じ点に戻してやること。
だから別な方向から立体を見ると、角度がゆがんでいるけれど、絵の直線は直線として表現されます。





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Last updated  Jan 7, 2007 11:28:31 PM
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