quroer's ROOM

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2008年10月25日
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こんにちは~。



小説「グイン・サーガ」88~97巻の内容のイラストを、数回に分けて描いています。

3回目の今回で最後です^^







_Scan1023.jpg
世紀の会談

パロの外れの小さな街シュクにおいて、
ケイロニア宰相ハゾスと、パロ女王リンダ、パロ宰相ヴァレリウスという、
中原の運命にとって最も重要な人物らによる会談が極秘に実現した。


現在の崩れそうなパロの内情を鑑みて、
パロ三千年の伝統に無駄に固執することなく、
世界的に紳士として知られるケイロニアのハゾスに腹を割って相談しようとするリンダ。



パロに対して出来うるかぎりの助力をすることを約束した。

また、パロ側は、パロを救うために行方不明となってしまったケイロニアの豹頭王グインの救出のために尽力することを誓った。


リンダとハゾスの間にはまた、確かに、共通の親友「グイン」という存在があった。


こうして、中原最大の2つの強国が、ついに暖かい友好の絆で結ばれることとなった。





そして、ケイロニアでは…



_Scan1022.jpg
シルヴィアの乱行


グインの妻にしてケイロニア皇女であるシルヴィア。

彼女は、極度の寂しさと孤独感、そしてねじれてしまった人格から、
グインの留守中に下男を自らの寝室に引き入れては情事に溺れるようになった。

鶏がらのようにやせ細った身体。

その喘ぎ声は、快楽というよりも、ひらすら苦痛に心身を引き裂かれる無残な叫びにしか聞こえないのであった…。


ああ、ここにも病んでしまった人間が。
グイン・サーガには、輝かしい人間と、闇の底を這い回る人間が同時に描かれています。

その心情はとても複雑で、読者の私は共感と反発を同時に抱かせられながら翻弄されてしまいます!




・*・・・・*・・・・*・・・・*・・・・*・・・・*・・・・*・・・・*・・・・*・・・・*・・・・*・



どうしても一つ処にはとどまっていられない吟遊詩人マリウス(その正体は、パロの王族ナリスの弟アル・ディーン。)、


どうしてもケイロニアに留まりたい妻オクタヴィア。


彼らはどうしてもお互いの意思を、人格を曲げることはできなかった。


愛がなくなったわけではない。
でも…


「さよなら」









ハゾスを初め、誠実で真面目なケイロニア男にとっては、
マリウスの無責任さ、奔放さなどは好ましい性質とは言えず、
彼を快く思わない人間は多かった。


「お願いがあります。最後に、僕の歌を聴いて下さい」

オクタヴィア、アレキウス、そしてハゾスを前に、キタラを爪弾いて歌い始めるマリウス。


_Scan1026.jpg
父の歌を、ひばりの歌を


マリウスの歌は、その場にいた者たちの心を捉え、感動の渦に巻き込んだ。


そして、驚くべきことに、耳が聴こえないという障害を持っているはずの彼の娘マリニアが、
明らかに父の歌に反応し、「あー、あー」と声を出しながら、キタラに触れようとしたのだ。



そしてまた、マリウスは…歌が命のひばりは、旅立っていく。

妻と娘を残して……。


・*・・・・*・・・・*・・・・*・・・・*・・・・*・・・・*・・・・*・・・・*・・・・*・・・・*・


_Scan1027.jpg
グイン救出隊


ケイロニアの将軍にしてグインの崇拝者であるゼノン、トール、

パロからは宰相ヴァレリウス、

そして、両国にとっては少々困りもののマリウスを加えた軍勢が、

グイン王救出隊として灼熱の砂漠ノスフェラスに向けて出立した!!



「陛下を助け出すまでは、もはや還らん!」

彼らの士気は高まりきっていた。








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最終更新日  2013年02月16日 17時43分45秒
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