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2004.06.22
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カテゴリ: ばくばく冒険小説
おそらくほとんどの方がこの作品を知らないと思う。自分でも図書館で見かけなければ手に取ることもなかったと思う。でも貴志祐介の作品だし,表紙が藤田新策なので,ちょっとアンテナに引っかかるものがあった。

この作者は『十三番目の人格(ペルソナ)-ISOLA-』で認められ,『黒い家』で「日本ホラー小説大賞」を取ってメジャーデビューをした。『黒い家』は保険金殺人をテーマにしており,リアリティもあり怖い。僕の読んだホラー小説の中でも最も怖い部類だ。『十三番目・・』もデビュー作としては悪くないと思う。

この2作品は心理分析をストーリーにからめている。「ホラーでデビューする」「心理分析・プロファイリングを使う」が1990年代後半の若手作家の条件だったのだろうと思う。ただ,それじゃ今は生き残れない。

さて『クリムゾンの迷宮』だが,前の作品と大きく異なる。主人公が目覚めると,冒険小説風の生き残りゲームに巻き込まれている,というストーリー。日本製の冒険小説として読めば,一定の水準に達している。おそらく作者が描きたかったエンディングシーンまで,ストーリーは一気に進む。その「空気」は悪くない,が,それで満足できる読者の比率は低いと思う。(あと,ちょっと関係ないが勝者の報酬少なくない?)

今の時代は,「メフィスト大賞」など推理小説が若手作家の登竜門だけど,貴志祐介を見ても,特定のジャンルでのデビューというのは,なかなかその後がつらいんだな,と思う。一応,この作者の『青の炎』は読んでみようと思う。





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Last updated  2004.10.11 23:28:22
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