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2006.04.15
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ハードボイルドの正統を継いでいるものの,全く新しいハードボイルドとなっている”渋柿信介シリーズ”の幕開けだ。

○ストーリー
私の名前は渋柿信介,探偵だ。知り合いのリコという女から,弟を探す依頼を受け,仕事をしている最中に,警察の包囲網の中から消えてしまったヤクザに関する事件にも巻き込まれてしまった。ひょんないきさつで,私は両方の事件を解かざるを得なくなるのだが・・・

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5編で構成されたハードボイルド短編集だ。このジャンルで短編作品をまとめるのは難しいと思うのだけど,さらに大きなヒネリを加えつつ,きちんと成立させているところは立派だ。このヒネリにより,かつてないハードボイルド物となっているのだが,それを許容できるかどうかで,この作品への評価は分かれるだろう。

僕としては,そのヒネリは大丈夫なのだけど,主人公の周りのレギュラーには少し抵抗があった。主人公の探偵渋柿,元アイドルでミステリーマニアのルル子,若手刑事で2枚目のケン一の三角関係じみた3人が主人公グループだ。この中でケン一が特徴がなさ過ぎる。どこか1つだけキャラクター的に面白みがあればなあ,と残念に思う。

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ハードボイルドの装いをしつつ,ユーモアミステリー,でも意外と事件の中身はハードだったり,となかなかつかみ所の難しいシリーズだ。作者は楽しんで書いているようなので,読者側もゆったりとした気持ちで楽しむべきだろう。






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Last updated  2006.04.15 16:09:09
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