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2006.06.01
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「美濃牛」に続く殊能将之の”名探偵・石動シリーズ”の第2作を読んだ。

○ストーリー
売れない”名探偵”石動(いするぎ)は,福岡のお寺に隠された秘宝を探す仕事の依頼を受ける。その頃,福岡市内で殺人事件が起き,依頼主が容疑者として上がっていたのだが,彼のアリバイを立証することとなってしまったのは,事件の数時間後に東京で仕事を依頼された石動だった。唐伝来の秘宝は存在するのか?寺の謎の住職と,彼を追い回す比叡山の僧侶たちの謎は?そして黒い仏を使った事件の解決とは?

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この小説のジャンルは何と呼べばいいのだろう?秘宝探しの暗号解読と,殺人事件のアリバイ崩しを行いつつ,主人公の石動や刑事たちが気付かないところで伝奇ホラー的なストーリーが展開しており,クライマックスにはその全てが融合してしまう,というオチだ。

前作ではキチンと推理小説だったのにー,と思い起こしてみると,洞窟の迷路を抜けるための暗号解読,あらゆる病気を治癒する泉と,それなりに似たような要素を持っていたことに気付く。”名探偵・石動シリーズ”とは,こういうノリのシリーズなのだろうか?(どうやら次の作品はまったく異なる雰囲気らしい)

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僕が大学生の頃は,例のテロ宗教集団の事件のはるか前で,オカルト文化とかももてはやされており,ホラー小説などがひっそりと売れ始めた頃だった。この「黒い仏」のオカルト要素の元となっている神話体系がブームになっていたので,僕自身はこの作品を読むと,「あー,この人も好きなんだなあ」という感慨がある。

批判が集中している”ミステリーとしての掟破り”の部分だが,さすがは殊能将之で,きちんと石動に推理を述べさせておいて,一度事件を解き,そこで休憩を挟んでいる。これが,「ここからモードが変わりますよ」というメッセージなのだろう。



事件が「現実的に解決したのだから,推理小説としてはいいじゃないか?」という殊能将之のセリフが聞こえてきそうだ。確かに,これでナットクできない理由は,読者という何でも知り得る”神”の立場ゆえの座り心地の悪さだもんな。一時的に神様になったくらいで「古い神々」にチャレンジしちゃいけない,ってことか・・・

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この作品のキャプションには「本格ミステリ新時代の幕開け」と紹介してある。どこが本格ミステリだよ?まあ編集者も苦労したんだろうけどさ。









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Last updated  2006.06.03 10:35:41
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