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2007.06.07
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カテゴリ: ばくばく冒険小説
「亡国のイージス」「終戦のローレライ」「戦国自衛隊1549」と映画大作の原作者というイメージが強い福井晴敏の本業回帰となる長編冒険小説だ。

○ストーリー
東京都内で爆発テロが発生し,警視庁,警察庁,そして公安が慣れない協力体制で捜査を進める中,続くテロが起きてしまう。公安のあぶれ者・並河は,捜査本部に出向してきた防衛庁の青年・丹原とコンビを組むことになる。だがその青年こそ,テロリストたちを知り,追い詰める能力を秘めていた。並河と丹原は,事件の真相に迫り始める。

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ファンにとっては「待ってました!」という展開の福井ジルシの冒険小説だ。戦後のままの体制で今日をむかえてしまった現代の日本という問題を背景に,組織からはみ出した中年と,孤独な青年が,テロリストと自分たちの過去とに対峙する。

よく言えばお家芸,悪く言えばワンパターンの展開だ。上巻しか読んでいないので,下巻でどこまで新しいカラーを出せるかで評価を決めたいが,僕個人としては福井ジルシが好きなので,ワンパターンでもいいかな?と思っている。

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今回の設定で新しいのが,テロリストと”ダイス”の青年の因縁だろう。過去の”オペレーションLP”の中止に伴い,失われた美佳という少女を中心に,対立する青年たち。それぞれにギリギリな生き様が,やはり心を揺さぶる。

「Op.ローズダスト」は,「亡国のイージス」以来,なんと7年ぶりの”ダイスシリーズ”の長編だ。現実がどんどんと”ダイス”や『攻殻機動隊』の世界に近付く中,描かれるのは危機が見えつつも,それに対処できない国の姿だ。












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Last updated  2007.06.10 18:49:37
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