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2007.10.02
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カテゴリ: びしびし本格推理
霧舎巧の大学生探偵団”あかずの扉研究会”が活躍するシリーズの第2作目を読んだ。

○ストーリー
カケルたち”研究会”のメンバーは,ユイの友人の故郷である竹取島に出かける。島に到着する時,カケルは崖の下で死体らしきものが海に投げ捨てるのを目撃する。連続殺人事件を止めようとする”研究会”は,島の不思議な祭と儀式に翻弄される。島を支配する一族に隠された秘密とは?

------------------

洋館を舞台にした第1作からはがらりと変わって,離島を支配する一族の秘密をめぐる争い,という横溝正史を意識した和風な舞台を用いたミステリだ。分厚い作品を,テンポ良く,破たんなく読ませる,というところには,作家としての確たる実力を感じる。ラストの謎解きも,前作同様2人の名探偵が,互いに推理合戦を行なう,という趣向で,うまくツイストを効かしている。

ただ,よく批判されているように,ヒロイン役のユイがアニメ的に類型的に描かれており脱力させる。本来は前作以上におどろおどろしい状況設定なのに,ユイが登場することで緊張感がなくなり,結果的に作品の質を下げているような気がする。

前作は,学園ドラマが続くのかな?と思っていたら,いきなり連続殺人が起きて,びっくりした。この作品では反対に,離島を舞台に連続殺人が展開中なのに,一方でほのぼのと学園ドラマが続いていしまうことにびっくりした。

本格ミステリの部分は申し分ないと思うのだが,全体のカラーとでもいうのだろうか,もう少し統一した方がいいと思う。








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Last updated  2007.10.04 00:04:08
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