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2009.03.21
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カテゴリ: ばくばく冒険小説
一流の冒険アクション小説を書く現役作家・福井晴敏が,他の仕事を断ち切って2年前から書き続けている「機動戦士ガンダム」の世界の作品を読んだ。

○ストーリー
バナージたち少年少女は崩壊したコロニーから連邦の戦艦で逃げ出した。孤立無援の船をネオ・ジオンは執拗に追い続け,船は絶体絶命の状態となる。正規軍・特務部隊・軍需産業の大人たちが衝突し,打開策を見出せない中,バナージは再び白いモビルスーツに乗り,ジオンの赤い彗星と対峙する。

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前の巻を読んでから半年を空けてしまったので,読んでいてもしばらくはついて行けず,「誰だっけこの人?」を繰り返してしまった。

ようやく登場人物たちが一箇所に集まり,物語が前に進もうとしているのに,大人たちがそれぞれの思惑を抱いており譲らないため,もう1つ進展がない。難局を打破するために主人公が打って出るというパターンは,ガンダムモノとしても福井作品としてもセオリーなので,福井晴敏がこの作品を手がけているということは,やはりピッタリの人選だったと改めて思った。

もっとも「そんな大人の事情なんて!」というセリフを吐く主人公に素直に共感できる年令では僕はすでにない。逆に「大人対少年」と単純化した構造を商品化してしまっている大人に素直に乗せられている少年たちがちょっともののあわれだと思う。

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この企画はスタッフと言い,発表の手段と言い,明らかに年配のファンも取り込もうとしている。「大人対少年」の構造で若い読者をひきつける一方で,オールド層へのマーケティングも忘れていない。



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主人公のバナージにはあまり魅力を感じないのだが,もう1人のパイロットで連邦正規軍の青年リディは新しいタイプの登場人物だし,適度にフツーの人間的なところが面白いと思う。これまではあまりいいところが無かったが,4巻以降ではぜひ主人公より活躍してもらいたいと思う。







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Last updated  2009.03.22 23:06:44
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