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2009.06.19
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カテゴリ: わくわく児童文学
隣町の図書館の児童コーナーでイチオシの「少女海賊ユーリ」シリーズを読み始めた。

○ストーリー
家臣の裏切りによって滅んだ国ラドニアの幼い王女・ノエルは,奴隷として売られる寸前に,伝説の海賊ユーリに救われる。ユーリは15,6才の少女のように見えたが,抜群の剣と操船の腕前で,200年にも渡って大国の海軍を翻弄してきた海賊船ユーラスティア号の船長だった。ノエルはユーラスティア号に,”海賊見習い”として乗船し,ユーリとその仲間たちと大海原に乗り出す。

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このシリーズは全10冊あり,2001年から07年にかけてフォア文庫から刊行されている。映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』が2003年公開なので,それ以降の海賊ブームを先読みしたシリーズとも言える。

フォア文庫は講談社の青い鳥文庫を意識したサイズと装丁だ。「少女海賊ユーリ」シリーズは永盛綾子というイラストレータが表紙とイラストを担当していて,その落ち着いた画風がこのシリーズの評価を助けていることは間違いない。

画風はふくやまけいことジブリの中間と言ったイメージで,この物語にさらなる奥行きを与えていると思う。

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物語は12才の海賊見習いの少女ノエルの視点をメインで語られる。1巻では奴隷として売られるところをユーリに救われた少女だったが,2巻では立派に海賊見習いとして船の仲間をサポートしている。これ以降ますますユーリと世界の秘密に関わっていくらしい。



これが7年間かけて刊行されていたかと思うと,オンタイムで読んでいた読者は待たされたんだな,と思う。

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各巻について簡単に述べる。
「なぞの時光石」:少女ノエルを救ってくれた海賊のリーダーは,数才年上の少女だった。だがその女性ユーリが背負っていた運命とは?・・・いかにも1巻目らしい展開なのだけど,いきなりユーリの秘密が明かされてしまう。もう少し引っ張っても良かったと思うが?

「時のとまった島」:なんど難破をしても故郷の西の島に行こうとする老人。その島の周辺に起きている万年嵐の原因を知り,ユーリは老人を助けることにする。だが偽ユーラスティア号まで現れて・・・辺境で起きる物語なので,シリーズ全体の流れには影響が少なそうな一編だ。いろんな場面でロジックが成り立つように苦心しているのが分かる。この巻は表紙の構図がピカイチ,海図が付いている,解説が上橋菜穂子,など,なかなか重要な一冊だ。

「海竜のなみだ」:海賊見習いの少年ザーナンだけに聞こえる曲を求めて,ユーリたちは海竜の住むと言われる東の海に出向く。だがそこにいたのは笛を吹く謎のアザラシたちだった。だがそこでユーラスティア号は○○と大艦隊との間に挟まれてしまう。・・・ようやくユーラスティア号の仲間の過去をめぐる物語の始まりだ。なかなか豊富なキャラクターがそろっているので,一人一人を掘り下げるのはムリだと思うが,まずは順当なところでザーナン編だった。











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Last updated  2009.06.21 22:26:43
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