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2009.08.26
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カテゴリ: ばくばく冒険小説
映像化が決まり,これから盛り上がると思われる福井晴敏版ガンダムの6巻を読んだ。

○ストーリー
ネオ・ジオンの船に救われ大気圏突入を果たしたバナージは,灼熱の砂漠を歩いて越え,ダカールへとたどり着く。そこにテロ攻撃をしかけるモビルアーマー・”シャンブロ”に対し,バナージ,そして再会したリディは決死の突撃をする。戦いを終えたはずの2人の前に立ちはだかるのは,もう1機のユニコーンだった。

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5巻で停滞を感じさせた物語だが,6巻ではかなりの展開を見せる。”大気圏突入”,”砂漠での逃亡生活”というガンダムの伝統を守り,またいよいよ既存作品からのメインキャラクターの投入としてブライト・ノアが登場し,ファンとしてはなかなか楽しめる巻だった。

いまだに主人公たちの一部は別の場所に残されたままだが,バナージとリディという少年と青年のパイロットは再会を果たし,そこに薄幸の女性マリーダも加わる。このまま平穏な再会というわけではなさそうだが,少なくとも物語の焦点はグッと絞れてきた印象で,はるかに読みやすい。

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地上を舞台にしている,ということで冒頭には潜水艦が登場する。福井晴敏には「戦場のローレライ」があるので,水中の戦闘はお手の物だ。これまでヤラレ役が多かった水中モビルスーツだが,深海の怪物めいたミステリアスな存在に昇格している。

後半はダカールの市街戦の描写となり,圧倒的な戦力を持つものとしてモビルアーマーが描かれている。これはガンダムの伝統の1つなので良いのだが,物語の展開上この市街戦がテロの大虐殺になっていて,やや辟易した。テロ攻撃までを仕掛ける必然性が感じられなかったし,それをアラブ系の登場人物が行う,と言うのも配慮に欠けている気がする。



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福井晴敏作品の伝統である「活躍するオッサン」は,今回はジンネマン船長が勤めている。なかなかクセのある人物で,ネオ・ジオン側の人物なのに主人公バナージが惹かれてしまうというのも納得が行く。福井キャラというより,富野キャラだなあ。

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毎回ながら,「えっ,この後どうなっちゃうの?」という場面で終わる。小説というより完全に連続ドラマの手法だが,ちょっと手馴れた感じもしてきて鼻につく。






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Last updated  2009.08.29 13:32:59
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