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2009.09.01
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カテゴリ: 映画を観たよ
映画の日を利用して『アマルフィ』を観てきた。

○ストーリー
イタリアで開催されるG8国の外務大臣会議が目前に迫り,日本大使館では慌しく準備が行われていた。そんな中に外交官・黒田は赴任をしてくるが,彼は早速娘が誘拐されたと主張する日本人女性の事件に巻き込まれる。平凡な誘拐だと思われた事件は,徐々に謎を深め,イタリア首相へのテロも視野に入れた大事件へと発展する。

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評判どおり面白い映画だった。フジテレビが史上最高の予算をかけ,ドル箱スターの織田裕二と天海祐希が共演し,全編イタリアロケ,さらには『ホワイトアウト』でも有名な真保裕一がオリジナルストーリーを提供している,ということなので,ここまでいい条件を揃えておいて,駄作だったらゆるされない,という状況だ。それでも平気でクズのような映画を作ってきた日本の映画界だが,今回は意地を見せた,という印象だ。

とにかく主演の2人がカッコいい。織田裕二も天海祐希も長身なので,画面に出ているだけで絵になる。この2人が,被害者の女性,巻き込まれつつ助ける男,というよくある関係で知り合うのだが,スター俳優のプライドなのか簡単に仲良くならない。2人の緊張感のある関係がリアルで,日本映画としては新鮮でよかった。

また,本格的な小説家である真保裕一がストーリーを提供している点も大きいと思った。日本の映画の多くはスポンサーだったりプロデューサーだったりの横槍が入るのか,ムリヤリ八方丸くおさめました的なスカスカなストーリーが多いが,この作品ではまともな知能の主人公と犯罪者の勝負を観ることができる。

いろんな意味で映画館へ足を運んだ価値があったと思わせてくれた作品だ。

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まず上でほめた事と矛盾をするようだが,この物語には根本的な欠陥があると思う。犯人の計画を進めるには黒田のような○○の専門家が積極的に関わらないと成立しなかったと思われるので,(申し訳ないが)ごく平凡な母娘の誘拐事件では成り立たないハズだ。このレベルの事件では,イタリアの地方警察が処理をして,おしまいになるだろう。

まあ,小さな事件がだんだん大きくなるというストーリーラインを保つためには,織田=黒田が単独で事件を捜査するという流れが必要なのは分かる。最初から何やら隠れた使命があるらしい黒田と事件の勃発は関係があるのか,ないのか?とうとう最後まで分からなかった。

もう1つは天海祐希が演じる矢上という女性が,一般人にも,まして看護師にも見えない,ということだ。なんでこんな似合わない設定なんだろう?彼女はとっても迫力のある美人で,最初からキャスティングは決まっていたと思うので,別の設定に変更はできたと思うのだが,何とかならなかったのだろうか?

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とにかく最初にこの企画のことを知った時の印象と,この映画を観終えた時の感想のギャップの大きさはうれしい驚きだ。日本映画もまだ何とかなるのかも知れない,そう思わせる作品だ。








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Last updated  2009.09.05 20:57:40
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