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2010.11.25
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カテゴリ: びしびし本格推理
鯨統一郎にとって貴重なドラマ化されている〈六波羅一輝シリーズ〉の第2作を読んだ。

○ストーリー
”書けない作家”六波羅一輝は,新しい構想を追って,担当編集者の北村みなみと沖縄の南の村を訪れる。そこではテーマパーク”ニライカナイランド”の建設を巡って,人々が対立していた。まさにその中で,関係者の死体が連続して発見され,一輝たちも脅迫を受ける。果たして犯人は推進派か?反対派か?それとも別の思惑があるのか?海のかなたの楽園,”ニライカナイ”の真相とは?

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このシリーズは,歴史の謎解き,観光地を巡る楽しさ,殺人事件の謎解き,と,なかなかストレートにサービス精神にあふれている。

さらに主人公・一輝と編集者・みなみの恋愛ドラマまでもあったりして,内容満載だ。残念ながら,その分,それぞれの要素の掘り下げは浅くなっている印象で,どうしてもライトな口当たりは否めない。

とは言え,こうしたカラーの作品こそ,一般的な要求があるのではないだろうか?鯨統一郎ファンにとしては,作者の変節を批判するのではなく,こうしたフツーのメジャー系作品もこなせる幅の広さを喜ぶべきだと思う。

まあ,たぶんに屈折した評価だけど。

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旅行ミステリーだと,旅先で出会う人々は,これっきりということが多いので,それとは別にシリーズを通した謎解きのようなものは必要だ。おそらく,主人公の父親が,それになってくるのだと思う。

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ミステリー部分がもう少しキチンとしていれば,この作品はだいぶ救われたと思う。けれどもどうしても展開が乱暴で,ご都合主義なところが目立つ。

主人公が謎を解く展開は,前作よりもまともになったのは評価するが,それ以外は,あまり進歩はない。

やはりミステリー部分が,作品のコアなので,ここはおざなりにしてはいけないと思う。

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相変わらずトヨタレンタカーの説明とか,ヘンな気の使い方をしている。それよりも,もっと読者を気にしてもらいたい。







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Last updated  2010.11.26 22:56:48
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