暇粒

暇粒

硝子

硝子

光を通して僕の心を映し出したつもり?

叩き割って粉々にしてやろうか

割れた硝子の破片

研ぎ澄まされたナイフ見たいに鋭くて

僕の心を傷つける

繊細な心は他人(ヒト)を傷つける

僕もその被害者の一人

そして共犯者の一人


毒の塗られたナイフ

誰もが一本は持っているんだ

容赦なく振回す人

いつの間にか刺してしまっている人

それぞれのナイフ

どれも既に血で錆びている


あの窓にはめ込まれた硝子を

ナイフで引っ掻く様に泣き喚く人

もろい硝子のような心を持つ人

繊細さは罪なのか


硝子はいくらでも代えはある

でも僕の硝子は他にはない

君の硝子もまたそのうちの一つ










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