暇粒

暇粒

毒づく日

毒づく日


皮肉を吐けば開放的 剥き出しの感情

捨て去った責任 後は野となれ山と成れ

夢の放棄 それでも見据えるのは確かな未来


無理して書く詩は意味が無い

溢れる詩には毒が在る

それでも書くのは僕の性

人の心に不快感 植えつけようか 今ならできる


次から次へと大行進

足踏みそろえず 想いは揃え

戦場へ赴く足取り 発泡スチロールの如く


偽善的な愛護団体

お前が食ってるそりゃなんだ

善も悪も人の価値観 理屈の世界


断片的な言葉の中に 散りばめられたガラスの破片

踏んでるその足 素足だってさ 馬鹿だよね

知らないうちに血だらけさ


ノリノリの政治家

それを笑う民衆に それを笑う政治家

このサイクルを見て笑う俗臭

それを見捨てる知人たち



人が何だよ 笑ってやれよ

無駄な知識で首絞めて

無駄な知識で巻き込んで

無駄な知識で思い悩んで

無駄な知識で笑ってる


空にぽっかりオゾンフォール

無駄な知識の賜物さ

あぁ僕は気にしてないよ 自分さえ生きてりゃ

キリが無いのさ 子孫の幸せ願うのなんて


夢から覚めた 夢の中で毒を撒いてた

皆苦しんでた それを見て誰か笑ってた

だからそいつにも毒をかけてやった

それだけのこと それだけの夢

あぁこの開放感

毒づきすぎたよ 気分は最高

残るのは罪悪感 それと同時に達成感



そんな夢を見た 毒づく日










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