Nemesis

Nemesis

【幻影遊戯】




ゆらゆらと目の前が

蜃気楼のように儚く揺れて

君はもういなくなったはずなのに

その儚い蜃気楼の中で

ゆらゆらと優雅に身をひるがえして

あの頃の可愛らしい愛しい笑顔で笑っている


僕は消え入りそうな蜃気楼の中に

再び君を求めて

ただ再び君の幻影を求めて

触れられるはずのない君の幻影に

ゆらゆら揺れるその腕に

あの頃の君の面影を重ねて

震える僕の腕を伸ばした


触れられるはずはないのに君は笑って

震える僕の腕を包むように

そっと手と手を合わせてくれて

僕は誰もいないはずの独りぼっちの部屋で

いなくなったはずの君と踊った

ただの幻影遊戯と知りながら

僕は君が忘れられずにずっと・・・ずっと

君の愛らしい幻影を追うように

神に禁じられた禁断の果実を口にしよう











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