Piano On My Life

Piano On My Life

提供作品解説その1

提供作品解説その1
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書く前から恥ずかしいなあもう。
でも一度やってみたかった・・・。。だからなお恥ずかしい。HPなんかじゃとてもできん。
ブログでひっそり自分史を語る(笑)自分の提供作品にまつわるエピソードと解説だあ。
JASRACの私のリスト順、しかもABCアイウエオ順という適当な順番でお送りします。


「BYE-BY CRY」 石井ゆき(アイノクスレコード)(シングル)
 作曲・編曲:富樫明生


石井ゆき

97年位に書いた「ASAYAN」出身のアイドルです。曲兼プロデュースは富樫明生(mc.AT)さんです。
自分のバンドを模索しながらやってたりしてて、身体も壊しかけてて個人的にはヘビィな時に書きましたね。詞については、全く私まかせにして頂いて、えらい歌詞がつけやすいキャッチーなメロディーだったので救われた気持ちになった覚えがあります。
大失恋直後だったんで煮え煮えの失恋ソングなんだけど、歌ってる子が14歳くらいだったからそれをかわゆい言葉にしてみたりして。内容は失恋したけどあんたの弱さなんか見え透いてるよ~ん、負けないよ~ん、と振られたのを相手の弱さのせいにしてあんまり自分は反省しない系??の歌詞かな。あとは富樫さんの完璧ポップメロディーでカラフルに明るく仕上げて頂きました。
この頃は、仕事でもプライベートも嫌なこと重なって、あまり周囲味方もいなく自分も味方を求めず、すごい モードでこれが2年くらい続いたんです。
富樫さんにもレコスタジオで直接お会いしましたが、印象悪かったろうなあ。暗い目してたしライブ帰りだったし疲れてたし。かなり後悔してます。
しかし、ウツの時はすこぶるポップな歌詞が書ける。これはこの時期に初めて知りました。
ブライアン・ウイルソンみたいなもんかね。


「CHANGE THE WORLD」 V6(avex trax)(シングル)
 作曲:渡辺未来 編曲:上野圭市


V6

いきなりこれの解説かい!
・・・売れたよ。はっきりいって。うん(恥恥恥)自己最高記録。2000年の作品です。
これは、最初からアニメの「犬夜叉」という作品がタイアップで、第1弾の主題歌っちゅーことで発注されました。ちなみ、原作は高橋留美子さん。
「めぞん一刻」「うる星やつら」世代のワタクシ的にはうれしかったっす。
で、メーカーで打ち合わせした後、渋谷の本屋でこの原作漫画を買って、読んでイメージ膨らませました。内容はお侍さんの時代の頃、半分妖怪、半分人間の主人公の男の子が人間になるべく魔法の玉を捜しにゆき、そこで敵がわらわらいて戦いながらオトナになる・・・的な話。
そこに連れダチっちゅーかタイムスリップできる現代の女の子が現れて一緒に旅してラブいずこ、みたいな展開もあり。しかし、この主人公は、えらい屈折してるんです。
恋人に勘違いで恨まれ、矢で打たれて長い間昏睡してたのね。
それがトラウマになってすごい愛想悪い無礼者になってしまってます。
私は、もー面白くって一気に何巻も読み漁り、この主人公の心の闇が見えてきた時点で作詞しました。
曲がまたすがすがしいほど青春っぽい直球メロディーだったんで、アニメだし、老若男女がみんなわかるような分かり易い言葉で乱暴じゃなく、真っ直ぐな感じで言葉をのせました。
2000年個人的には、ウツっぽい症状が治り、とても心身健康な時期の仕事でしたので、息切れしながら作詞の仕事を貪ってたところからはスコン、と抜けてたのですが、今読み返すと1番の出だしがエライ暗いんだけど、やっぱりかつて過去2年余ウツな私が色んな助けを借りてだんだん闇から光を見つけてったみたいな感じが出ててね、職人意識は強くても書いてると、自分汁は出るのね~とつくづく思ったね。
題名は、クラプトンのあの名曲をリスペクトしました。フワリにはまった、っていうのもあるんだけど、V6だからまあ別にわかんない人にはわかんないし~という、ささやかな自己満足。
私の提供作品の影には大恋愛、大失恋、というのがある一人のオトコをフィルターに数年間続くんだけど、この頃あたりからそれに頼るのは辞めよう、と思った。
でも、クラプトンの「CHANGE THE WORLD」が流行った時、あのイントロを聴くと、その恋の情景がかげろうみたいにぼーっとい浮かぶので、題名にしたのはケジメのつもりもありました。
この頃からネットで自分の歌詞がけなされてたりつまんねぇとか書かれても、それもまたよしよし、とほくそ笑んでました。無視無関心より全然いーです。


「DANCIN′MY HEART」 AYA&CHIKA FROM D&D
(avex trax)(シングル)
 作曲:GROOVE SURFERS


アヤチカ

'98年に出しだ、元D&Dという「OLIVIA」(今、新「NANA」の挿入歌歌っていますね)を中心とした3人のグループがいたんですが、ユーロビートバリバリの楽曲でした。その3人のうち、OLIVIAのバックで歌っていた二人が「Kiss in the sun」というシングルでデビューしまして、そのカップリングです。他の提供紹介でも書いて行きますが、ユーロビートはワタシのキャパシテイィに縁がなく、アイドルちっくな女の子達に書くのも慣れていなかったので、大変に苦労した記憶があります。とにかく、ストーリー性より、コトバのフワリ、リズム感、合間に入れる英語のキャッチーさをこれらユーロビート系のアイドルでめちゃくちゃ訓練しました。

「DREAMER」 ROMI(バンダイ・ミュージックエンタテイメント)(シングル)
 作曲:佐木伸誘 編曲:鈴木豪


ロミのシングル2

これは、「なぜ」という彼女のシングルのカップリングです。その表の歌詞を書いた 青柳美奈子さん と私とペアでこのアーティストにしばらく作品を書いてました。96年~97年くらいですね。
かなり、面白い仕事だったし、アーティスト、スタッフの人とも仲良くしていたし、駆け出しの作詞家としてはこういう経験はとてもいい思い出です。
すごくカリスマ性のある子だったので私はもっともっと売れる!と夢見てました。
この頃は上記のような職人技もあまり出せず、シンガーソングライター魂そのまんまで歌詞を書いていたので、こーいうのはあまりA面とかには採用され辛いのです。でも嬉しかったですね。書くことが。
こーいう気持ちは忘れずにいたい。
お金が儲かるとか、そーいうイメージがまだ遠く、とにかく市場に自分の作品が出てゆく事が嬉しくて仕方なかった頃。青春だね。
確か、冬に発売される曲だったんで、書いた内容は当時の私の恋愛模様そのまんまでした。
内容は、冬の情景は適当にいれつつ、みんなとワーイヤーイってはしゃいでても君がいないから寂しいよ~ん泣ける映画とか観たけど満たされないよ~ん(笑)みたいな内容でした。友達より君さえいれば・・・
みたいな青い内容でしたね。今はそんなのダメダメ!友達大事!色恋はいつ破滅するかわからないが細くとも強く結ばれた友人関係は、孤独な老後を救うぞマジ。・・・話横道それたね。
気が触れるほど好きなオトコがいましてねぇ。もう上で書いたか。ずぶずぶはまってたね。ひどいヤツだったんだけどね最終的に(笑)その彼と一緒にいる頃だったんで、その彼あてにROMIの声を借りて日記を書いていたね(笑)本人には申し訳ない、ほんと。こーいうのは、あんまりプロっぽくない。
ROMI、元気かなあ。ヤツが運転する車の中で酔って吐いたりしたり、私の汚い渋谷のアパートメントに遊び来てもらったりしたけど、すっかりごぶさたです。酒の強い子でした。ずっと、歌い続けててね。ロミたん。

・・・と、いうわけで解説その壱はこの辺で。まだまだ続くよ!ひひひ~(疲)

やっぱ辞めようかなあ、この企画。テンション高くしねーと書けねぇよ・・・。
よく皆さんHPとかでしっかり書きますよねぇ。尊敬。


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