男の羅生門 ‐ Guitar&Bike Life ‐

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December 3, 2025
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カテゴリ: 六弦黙示録
小学1年生の娘用に購入したエントリーギターを調整を繰り返していったところ価格では言い表せない良音になりました。新品価格にして1.5万円ですが仕上げも音も想像以上に格好良い。高級スペックを持つギターの素晴らしさこそ知ってはいるものの、忖度なしに出てくる音を聞くと・・・





あれ。実はコレ、相当アリなんじゃね!!! ・・・と感じてしまいます。

むしろ安い仕様だからこそカッチリまとまっていなくてヴィンテージの様な複雑な倍音出しているのか?
とすら感じてしまいます。クセ無くクリアなピックアップの出音も悪くなく好印象。



ご覧の様にヴィンテージギター(コレも70年前はエントリー用ですが・・)も頑張った自分への最終兵器として持っていて、自分の中ではある種の最高到達点だと感じていますが、市場価値で100倍近い価格差を考えれば100倍の感動は無く、ヴィンテージやハイエンドこそ正義という思考は業界にマインドコントロールされたプラシーボだったのか。 “そもそも” を疑ってしまうほど衝撃を受けました(笑)

その昔、学生時代に “バンドやろうぜ” で買い漁っていた某楽器店オリジナルのギターでは良い思い出が無かったのでコレは予想外。いつの間にここまでエントリーギターが良くなったのか。大量生産における製造コストで安く出せるようになったのか・・・とは言え物価高騰になっている現在、原料や人件費と販売価格のバランスは非常に難しい課題のはず。需要そのものが下がっている現在に対して、需要をつくる為にコストを度外視して安く出しているのか。いずれにしても素晴らしい企業努力だなと感じます。

・ネック&ブリッジの調整が甘い(順反り)
・ペグ/ブリッジの精度がやや悪い(価格的に考えれば安い)
・ペグとブリッジと精度(コストダウンにて致し方なし)

デメリットと捉えれば上記程度かなと感じます。ある程度の経験があって調整が出来れば非常にポテンシャルが高いのではないかと。勿論、職人が匠の技でつくったハンドメイドギターには別の素晴らしさがありますが、今回 ご紹介したエントリーギター“”は、とりわけ安く、初心者じゃなくても十分に戦力になるものではないかと思います。良い時代になったなぁ。





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Last updated  December 3, 2025 08:30:05 PM
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