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カミソリのつぶやき
入院してますた
病名:嚢胞(のうほう)
入院期間:10月22-31日
まずは、病気の説明から。
この嚢胞という病気、要は、「膿(ウミ)」の塊があったのである。どういうことかというと、
上の図において、横に線をひいたものは、歯を示している…いや、歯ぐきかな…ちょっといびつだけど(ちなみに、カミソリは中学のとき美術の成績が5のうちの2ですが、何か?w (=’m’) ウププ)
…で、赤いのが引っ付いてる、丸いもの…これは、歯ぐきにもぐっている「親知らず」という奥歯なのである。肝心の嚢胞は、この親知らずにくっついている赤い奴。これがあると、後々ウザいことになるので、さっさと切開切除する…という段取りになったのである。
さて、ここからは日を追って解説させていただく。
初日
10月22日ね。 歯科病院へ。荷物がめちゃくちゃ重たく、足取りも思いが、ともかく逃げ様がないので、入院。母もついて来た。んで、入院費を会計窓口に預けて、ナースステーションで手続き踏んで、病室へ。ここで、入院したことが無い読者さんの為に、入院ルールを解説。
1 電気機器は、ラジオや電気カミソリ以外使えない。俺は、訳あって、テープレコーダの持参を許可させてもらった。
2 風呂に入れましぇん。常識とおもいきや、知らない人、結構いるのでは?俺は、知らんかったがな…(笑)
3 全身麻酔は、指定された時間以降は飲食禁止
4 携帯電話はNG 当然ですね。
まあ、どれもなんてこたあない…はずだが…のちに風呂に入りたくなることになる。はー、かゆかった。
当然だが、飯は出た。初日はまあ、フツーの飯ね。
で、15時頃看護婦さんから「風呂に入って、所定の毛を安全カミソリで、剃るよう言われる…ヾ(・ε・。)ォィォィ、俺がカミソリだっちゅうねん(笑)
まあ、スネ毛付近だった。
言っておくが、大浴場では、無い。病室数はそれほど多くないため、まあ…ホテルの、あのバスくらい…かな…
その後、歯科衛生士のおねえさんに「
歯周ポケット
をよく磨かないと、心配」といわれた。この警鐘をきっかけに、入院中は毎日歯を磨く事になる。「毎食後」ね。皆も、忙しいとは思うが、何とか空いてる時間を見つけて、癖にしないと…俺になる…気をつけましょう。
まあ、医者に説明受けたり、検査したりと、この日はともかく寝る時間になる。睡眠薬を、少量渡される。よく眠れるようにするためだ…が、効かない。つーか、消灯時間、早過ぎやねん。なによ、21時って(笑)いくら睡眠薬飲んだって効くわけないっちゅうねんブツブツ(笑)23時頃、寝られない旨をナースステーションに訴えて、もう少量の薬を取り、寝つく。
2日目
この日が手術!親も来た。あのうがい薬「イソジン」で、歯磨きをする。歯磨き粉は、いらないとのこと。で、気持を落ちつける薬を飲み、所定の服に着替える。んで、あのよくテレビで見るワゴンベットか?(笑) そのベットで手術室へ。なにやらお医者さんが俺のソデをめくったり、機械を取り付けたりしてた記憶があるが、いつのまにか寝つく。というか、意識が無くなる。
・・・何をやっているか、解説。これは「全身麻酔」といって、あらゆる手段で患者を眠らせ、一時的に痛みを押さえたところで執刀するというもの。なので、手術中に痛みは、無い。俺の患部は奥歯なのだが、外からでなく、よく歯医者さんがやるように内側から手術。おかげで、顔に傷は残らないで済む。で、このままだと息ができないので、眠っている間に、鼻から肺まで人工呼吸の管を通す。で、さっき説明した膿の塊を取り除くのだが、あのままだと取り除いた個所が空洞になってしまうので、「腰の骨」を移植する。まあ、結構な手術なわけだ。後で聞いたが、親知らずになんか赤い斑点の付いた白カビがくっついていたというか、ちりめんじゃこというか、よーわ、とにかく気味の悪いものがくっついていたんだとか
… … …
ふと目を覚ます。薄暗い部屋だ。さっきのお医者さんがいる。「やや麻酔から覚めるのが遅かった」とか聞いたが、詳しくは覚えてない。そんなに麻酔が効いたのか?ま、いいけどねσ(・・ ̄ ) ホジホジ
母がいる。しばらく俺の様子を見ていたが、帰る。しばらくして、呼吸困難になってきた。当然だな。あの人工呼吸の管のせいで、のどがやられてるのだから。しかも、俺は、生まれつき鼻が弱い。おかげで、息をするのに困った。どうも、仰向けに寝るより、横になっていた方がいいらしい。口からしきりにイヤな液体が出てくるのは、自分でもイヤな気分だが、ともかく横になってなんかの蒸気を吹き出してるマシンに口を近づける。口の中を乾燥させないためだ。
夕食。まあ、なんとか食えたな…のどは痛かったけどね。お粥とかの柔らかいものだった気がするが、よく覚えてない。
呼吸困難で寝るのは、きつい。ともかく横になって体を休める事に専念…しているうちに、とうとう寝ていた
3日目
起床、6時。
この日は2日目とは別の部屋に移動する。その移動の際、とうとう歩行器を使う事になる。腰の骨を、親知らずの場所に移植したわけですからね。歩けるには歩けるのだろうが、医者の許可が出るまでは、フツーに歩いてはいけないのである。
朝食:なんか、パンを牛乳に浸したものとか、色々柔らかいのとか、細かく刻んであるものを出された覚えがある。よく覚えてない。
歯はかなり痛い。だけど、食べている間は、何とかなっているのが不思議だ。
結局、あまり食欲が無かったので残す事になる。熱も出ていたようだ。
その食事を看護婦さんにさげてもらって、何したかは覚えてない。寝ちまった気がする。
しばらくして、ナースコールが鳴る。レントゲンだった覚えがあるね。歩行器を使いつつ移動するのは、まだなれていないのもあり、結構しんどい。
レントゲンも終り、戻ってバタンキュー。
昼食:お粥とかなんとか、とにかく細かく柔らかいものだった気がするね。
食欲不振。30%くらいしか食えない。
午後に入り、医者に「食欲が無い? あまり食べないようだと、治りが遅くなるので、点滴します」との突っ込み。この言葉を聞いた以降、とにかく完食にこだわるようになる。以後の食事は、全てお粥とかの柔らかいものだった。全て完食。やればできるものなのである。
で、午後、熱を出す。鎮痛剤を飲み、そのまま深い眠りに。
一汗かいた。服が濡れているので、洗濯。
わりと爽やかな気分になり、自販機にも歩行器を使って行けるまでになる。やはり、寝て汗をかくのは大事なのだ。看護婦さんにも、動きが軽やかになってきたといわれた。
ここから、歯磨き開始。
右下奥の親知らずの部分は磨けないわけなので、磨ける部分を磨く事になる。手術後は、1日「10回以上」イソジンを使って、傷口をうがいで消毒しなければならない。
21時。消灯。…寝ろというわけだが、寝られるわけないわい(笑)
何度かトイレに行った覚えがある。とにかくさ、痰が詰まるのよ、「たん」。これの呼吸困難は、きつい。4人部屋なので、あまり大きな音を立てて痰をカーッツッぺ!というわけにもいくまい(カーテンでし切られてます)。気を使うねえ・・・始めはね。後々、結構みんな音を立ててたわけなんで、俺も気にしなくなったが…
(ちなみに、入院生活の流れは、大まかには下記:
6:30 起床
7:00 朝食
9:30 傷の消毒
12:00 昼食
14:00 検温
18:00 夕食
19:00 回診
21:00 消灯
0:00 巡視)
4日目
前日と似たようなもんかな…
あえて言えば、勉強用に持ちこんだテープレコーダを聞き始める。しつこいくらいね。これは、非常に強力な睡眠薬でもある(笑)
母が来たのが、大きく違う。お見舞いだね。なんか話した気がするが、何話したか忘れた(笑)
それにしても、この呼吸困難、何とかしてくれ…と医者に言ったら、痰などの液体を吸い出すマシンを、病室につけてくれる。
始めにやってくれ…という突っ込みはほっといて、幾分かマシになったような…ならないような…忘れた(笑)
5日目
この日がヤバかった。
イヤ、動きは3日目と同じようなもんなのよ。でも、呼吸困難がえらいまずかった。
なんと言うか、あの世を見かけたな。意識を失いそうになったよ、マジで。アレはヤバかった…
なんせ、のどに痰が詰まって呼吸ができない。鼻も何気に詰まっていた。仰向けで寝ている。
あのね・・・意識の下の方の闇から、黒い手が忍び寄る。なんのことを言っているのか分からないかもしれないが、これに引きずりこまれると、意識を失いそうに思えてた、イヤ、マジで。その手に引きずりこまれると、「楽になれるぞー、楽になれるぞー」…と、言葉は無いのだが、その手が言っている。悪魔の誘惑だな。大げさなものじゃなくて、マジでそういう表現がぴったりくる。ちょうど、劇が終る時の終了幕のように、黒い幕が上からかぶさる。一昔前の映画みたいだ。
幸い、その手は、余り力は無い。ひきこまれたら、楽になるのだろうが、ひきこまれるとえらいことになる気持で1杯だった。気力というか…気合というか…気持でその誘惑を振り切り、何とか起きようとする。が、しんどい。黒い手との綱引きみたいだ…
自分自信との闘いなのだ。
結果は、俺が勝った。バッと、ベッドから起きあがる。汗をかいている。朝日がブラインド越しに病室にさしこんでいる。となりの人がテレビを見ている音が、かすかにする。ただ、それだけ。これが、この日の起床だった。
いやな気分だ。地獄から生還したというか…また寝つくと、こういう目に会うのか?もしそうなら、寝るのが恐ろしい…怖い…。しかし、逃げるのも無理だろう。気合で乗り越えるしかない。なんとしても、この危機を気力で乗り切ってみせる。…と思った気がする
朝の検診も済み、また寝てしまう。
が、またあの手だ!イヤだ。意識は失いたくない!助けて!黒い手が忍び寄ってきた。
今度は前回と違う。先に目が覚める。が、呼吸ができない!目が開いたまま、呼吸できていないことが分かっている。やばい、マジで意識を失う!
例によって、日がブラインド越しにさしている。起きたんだな、俺は…でも、明らかに呼吸ができてないぞ!これは、まずい!持ちなおせ!まだ死ぬわけにいかないだろ。意識を失ってしまえば楽になるだ?冗談じゃない!意識不明のところを看護婦に発見されて、また手術室に運ばれる気か?
…とまで思ったかどうかは覚えてないが、とにかく必死だった。
これは、本当に怖かったな…目が見えてるんだもの。だから、余計怖いよ。さっきのケースなら、「どうせ、起きる時に目を覚ます時の、意識を戻す時のあの気分だろ」とも解釈できるだろうが、この時は明らかに呼吸できてない。死と背中合わせというのは、ああいう気分だな。
読者の中には、そんなの大したことないと思われる人もいるかもしれないだろうが、初めてあれを経験するのは、きつい。死の淵をさまよったというわけじゃあないんだろうが、しっかしイヤな気分だ。
で、呼吸を戻す。看護婦がくる。このことを伝える。首を傾げた。後に、医者がくる。
「たまにそういう事になる患者さんもいる。初めての方は、びっくりするようだが、心配はいらないと思う。もしまずかったら、ナースコールしてほしい」
しばらくは、様子見というわけだ。
この日、大陸の友人が3名見舞いに来る。
あのような思いをしたわけだから、はっきり言ってはじめは話す気になれなかった。始めは、ね。
その友人曰く「ブルーになってる」だあ?当たり前だ。
でも、話しているうちに、徐々に元気を取り戻してきた。どうも、元気をもらったらしい。明るい友人というのは、時に薬や気力より良い薬になるのである。色々、ありがとう。本当にじーんと来るものがあるね。(┯_┯) ウルルルル
これを境に、徐々に快方に向かう事になる。
友人も去って、痛み止めを飲む。また寝つくだろう。しかし、怖い。でも寝てしまった。
今度は何とも無かった。
元気をもらったからか?
にしても…頭がかゆいいいいいいい!夜中、このせいで目を覚ましたくらいだ。腫れ止めの包帯してるから、そのせいで蒸れるのもあるけどな。
6日目
んげ、また呼吸困難!しかし、前よりはマシになった気が…
この日、頭の包帯を取ってもらえた!ようやく、あのうっとおしい腫れ止めから、開放される。
洗髪の許可までもらった!
いやったあああああああああああ!
わーい♪ヽ(∩。∩゛ヽ)(ノ〝∩。∩)ノわ-い♪
ワーイ♪ゝ(▽`*ゝ)(ノ*´▽)ノワーイ♪
ようやく、あのかゆみから開放される。
はー…背中に翼が生えた気分だ。マジだって、マジ。
白い翼
だな。とっさにその言葉が浮んだ。5日目の黒い手とえらい違いだ。
またブラインド越しに明るい光が。が、光の属性が昨日と違う。聖なるものかな…あえて言えば…
言っておくが、全く格好付けているわけじゃない。て言うか、俺が格好付けるのは似合いません(笑)そういうものに見えてならなかった。
生きる喜び…大事にしたいものだ。
弟が見舞いに来た。なに話したかここで書いてもしょうがない事だし、一部忘れてるので、書く必要無し(笑)
で、消灯。今までの経験から、どうも横になって寝るといいのかな?そうすれば、痰がつかえることもない…
上の(いびつな)図において、痰は緑色の奴ね。このたん、ふつーにあお向けで寝ると、重力でのどに詰まる。が、横になって寝ればやはり重力で気道ができる。これを試してみる事にした。
7日目
試したかいがあった。成功。生死の境をさ迷わずに済んだ。
この日は、両親が見舞いに来た。
なーに話したっけ?生きる事の重みとか、そういう抽象的な事から、これからの現実的な指針とかの話だった気がする。
8日目
歩行器から、開放される。
まだ、びっこひいてゆっくり歩くという感じだが、そろそろリハビリに入らなければならないのでね。
大分痛みもひいてきた。つーか、痛み止めも必要無くなってきた。
そろそろだな。大陸の事が気になってきた。実際、好漢杯の夢をみたことを白状しておきます。優勝の経験がある大会だけに、思い入れもひとしおなのである。
入院中、麻雀の事をなんもしなかったというわけでも無い。実は、密かにとつげき東北さんの講座を印刷して、病院に持ち込んで、毎日読んでいた。アレはかなり実戦的かつ有用なのです。繰り返し読んで打ちまくれば、1000試合安定R2250以上は行くはずである。そうか…リーチはやっぱり基本なんだな。
9日目
明日退院との事を聞く!入浴の許可まで出る
思わず両手でガッツポーズ取ろうかと思ったくらいだあ!はー、長かった…絶対この事はHPに書こうと思ったカミソリであった。もはや、痛み止めは必要無い。歯ぐきも大分引き締まってきてるようだ。
最終日
ハイ、退院しました。25万くらい会計に預けたのは杞憂だった。12万で済んだ。
なんとも、長い10日間だったな…
退院後10日位して…
腰のメスを入れたところの
傷口が、パカッて開いちまった
@@
[壁]/_;)シクシク
これには、泣きましたね。
家で強制的に入院中と同じく静養することを強いられました…
俺は実はPCを椅子に座って操作しない。どうしても、地面に座って操作しなければならない。しかし、腰に負担をかけないように座るとなると、正座をしないといけなかった。なんてこった…
ふだん歩くのも気を使うし、階段も怖い。水に濡らすのもいけなかった。
現在の状況: 腰は治った!@@ なんとかね、傷がふさがりました。もー、ホント、腰が使えないっていうのは、本当にきついよ。身近なことができない。重いものを持つことすら、ままならない。
腰に気を使って、ゆっくり歩く。そういうものがあるから、皆がフツーにすたすた歩いているのを見ると、本当にうらやましく思った。運動できること…それだけでさえうらやましいと思った…
普通に運動ができて、おいしいものを食べることができて、愚痴を言いながらも仕事をする事ができる…こんな「素朴な」事でさえ、まるで映画の1コマのようにスローモーションで動いているというか、重要な意味を持っているように思えてならなかった…普通に素朴な生活ができる…たったこれだけの言葉ですが、俺にはその言葉の意味が重く響いてならない…
普通に生活ができる事…病気になってみないと、わからないよお、この重みは。入院すると人生観が変わるというのは、本当なのです。
これからの人生に深みをつけていこうと、決心した次第…。
*皆さんのレス次第で、修正の可能性があります。
結論:とにかく、歯は毎日磨くこと。歯周ポケットを磨かないと、意味なし。ちゃんと歯医者さんに行って、悪い所が無いかどうか、チェックに行きましょう。あと、歯の磨き方を、教わろう。教えてもらう義務があります。
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