ブレインデッドのおきらくごくらく日記

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2004/08/22

日記を書くのは難しい！　「分かりやすい文章」の技術

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テーマ：ホームページ作成の悩み(550)

カテゴリ：本（マンガ・小説以外）

「分かりやすい文章」の技術（藤沢晃治　ブルーバックス　８４０円）

以前読んだ文章読本では、最初のつかみの部分で『黒いかばんの汚れ』という例文があった。
“黒いかばん”が汚れている、かばんに“黒い汚れ”が付いているの二通りの解釈だった。
『「分かりやすい文章」の技術』では、これを越えた良い例文･･･
つまりもっと分かりづらい文を最初に提示しているので興味を惹かれ買ってしまった。

このままなんとなく読んでいては血肉にならないので
今日の日記は、これを読んでいて役立ちそうなポイントを紹介してみることにする。

【日記の見やすさ】
いろいろとランダムで訪問していると

よほど面白そうなタイトルでなければ、おいらは読みません。

この間の楽天日記のバージョンアップで
過去の日記が長い文でもほどよく改行されていたので気にならなかったのが
横に長くなって読みづらくなってしまった。
（本の中では『が』を使うなと書いてあったけど、ま、いっか）

最初から短めの文章、まめな改行を心がけていれば良かった。
そんなわけで、時々、過去の日記を読み返して修正してる。

他の方の日記では、一行づつ空白行を入れて見やすくしている方も多く見られますね。

【分かりにくい文章】
では短ければ良いかというとそうでもない。
本の中にこんな例文を見つけた。

『ローズ2004さんと kalunguyeyeさんの子供に会った。』

この文は４通りの解釈ができる。分かりにくい文なのだ。
４通りの解釈、わかりましたか？（４通りの解釈は明日の日記を見てね）

【読点「、」をどこに打つか】
文章の専門家の本多勝一氏がこんな原則を考えたそうだ。
※本多氏はＮＨＫ受信料を払わないので有名な人。

・原則２　逆順の時に打つ。
・原則３　書き手の自由思想として打つ。

藤沢氏は、「原則３」を具体的な内容に置き換えて提示してる。

・原則３　『誤解防止のために打つ』

『イユーさんもあわててみか０７０９さんが調査した資料を探した』

読点の打つ位置で意味が変わってしまうのだ。
『イユーさんもあわてて、みか０７０９さんが調査した資料を探した』（あわてた人はイユーさん）
『イユーさんも、あわててみか０７０９さんが調査した資料を探した』』（あわてた人はみか０７０９さん）

【読点「、」は万能ではない】

『ストーカーの兄は銀行員』

これも二通りの解釈ができる。
・〔ストーカー〕≠〔兄〕＝〔銀行員〕の関係
・〔ストーカー〕＝〔兄〕＝〔銀行員〕の関係
もっとも文章の前後を読めば書いた人がどういう意味でかいたか分かるけどね。

【おいらなりの心がけ】
・文は短く、適度に空白行を入れる。
・過去の日記を読み返し、ちゃんと意味が通じているか確認する。

※Ａさん、Ｂさんでは面白みがないので掲示板に書き込んでくれた方のお名前を拝借しました。

「分かりやすい文章」の技術（藤沢晃治　ブルーバックス　８４０円）

○目次
第１章　「分かりにくい文章」がいっぱい！
第２章　「分かりやすい文章」とはどんな文章か
第３章　趣旨を素早く伝える「構成の技術」
第４章　読む気にさせる「レイアウトの技術」
第５章　読み手を同意させる「説得の技術」
第６章　趣旨をスムーズに伝える「センテンスの技術」
第７章　文章をなめらかにする「推敲の技術」
第８章　「分かりやすい文章」のためのチェック・リスト

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