安定生活脱落者の(元ゲーマー)夫と家族の日記

安定生活脱落者の(元ゲーマー)夫と家族の日記

2011.07.25
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昨日の夜中の12時をもって、アナログ放送の電波が停波しましたね。

最終的には2011年7月25日という日付だったのですが、一番最初の計画では2000年の予定だったと思ったのは私の勘違いだろうか?
(その後に2007(8?)年に設定され「間に合わない」で2011年になったような・・・・・・)

この「地デジ化」はある意味で「バブル時代の遺産の1つ」といえなくもない。

当初は、「新しい電波帯域を使用し、高画質で地域に密着した双方向の番組を提供する」みたいな内容だったきがする。
(低価格チューナーには「総務省にお金の落ちるCASカードが必要」だが、双方向通信などの機能はカットされてるし←CASカードは本来は双方向通信用の個人宅識別アイテムだったハズ)

それが、「新規のアンテナ(や電波規格)を設置(&設定)するのはコストが掛かりすぎる」ということで、UHFの受信設備を使用することになったのが「ケチのつきはじめ」かもしれない。

UHFとVHFは電波の波の大きさが違い、VHFが波が大きく、「障害物に強く遠くまで届く」のが特徴だったのですが、使用できるチャンネル数が少なく、アナログ放送と同じ帯域を使用するとノイズになり、(移行期における)アナログとデジタルの同時発信に問題があるということで断念。


で、「山岳地帯や遠距離で受信できない」地上デジタル放送になったというわけです。



これは「既存の放送設備ではデジタル放送を発信できない」ということで、「国の助成金(税金)」を使用して「全国の放送局を建替えた」んですよ。
(1回では「足りない」ということで、かなりの回数支払われたらしい)

今回で「笑った」ということで、家電メーカーが「儲かった」と思っている人は多いだろう。

実際は「それ以上に最悪の事態」で、シェアNo1のシャープですら、テレビ販売単独での「利益は確保できていない」のが現実です。
(液晶パネルの部品出荷で何とか黒にした)

そこにあるのは、「過度な価格競争」だったわけですが、これが日本の基礎技術に与えたダメージはかなり深刻です。

液晶パネルやブラズマパネルにおける、ソフトウエア的な「映像技術を開発していた中小メーカー」が価格競争に耐えられず次々撤退し、日本から「新たな映像技術」が世界に発信されなくなってしまっているのです。

結局、大手メーカーは「コストダウン技術」ばかりで、中小から「吸い上げていた技術」の供給がなくなり、世界的な競争力は大幅にダウンしました。

中小の家電小売(兼工事請負業者)も、大手家電に低価格で下請けされるだけになり「儲かってる」とはいえない。

結局のところは、「CASカードで丸儲け」し、「天下り先を確保」した、総務省と官僚だけが笑ったんだろうか・・・・・・。


余談、アナログ放送は停波したとおもったけど、ウチのケーブルテレビはまだアナログ放送がみれる。


表向きはアナウンスされてないけど、こういう「措置」はありがたいなぁ・・・・・・。





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Last updated  2011.07.25 07:34:23
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