はぁ~…どうしたものか…
どうしたのです?王様?
我は今恋をしている。しかし相手がなんと人間の娘なのだ。
種族を超えた愛、ってやつですね。
そうだ、しかし我等はモンスター。人間がこちらの言う事を聞いてくれるかすらも危うい状況だ…
危ない人間はドガドガ攻撃してきますもんね
ううむ…どうしたものか…
そういえば王様、アウグスタって人間の街には大聖堂と呼ばれるでっかい建物があって、どんな迷える人々の悩みを救ってくれるそうですよ。
何?そんな素晴らしいところがあるのか、よし!王は出かけてくるぞ!(ビューン
あれ?よくよく考えるとそれは人間だけ……あぁ!王様、王様ーーー!
あぁもうなんで今日に限ってミサ行かなくちゃいけないんだよっ!用事があるのに!
アウグスタ大聖堂というのはここかの?
あぁ、そうですよってうわ!モンスター!?
モンスターではない、ガーゴイルの王、エボニーガゴイル様だ。それより司祭殿、我は悩みを聞いて欲しいからここにきたのだ。
(うわぁめんどくさい、でもアンデットじゃないから自分は倒せないし…)えーと、そういうのはこのジョセフ3世様に聞くといいですよ。
直立不動しているだけではないか、悩みなんて聞いてくれそうにないぞ。
それはNPCだから言っちゃいけない言葉だと思います。
えぬぴーしー?よくわからんな…それより我の悩みを聞いておくれ、司祭殿!
(うわぁ、危ない悩みとかだったら適当にいって帰ってもらおう…)えーっと、迷える子羊よ、そなたの悩みはなんだ?
子羊ではない、ガーゴイルだ。
いや、悩みを抱えてここにくる方々は皆子羊ということなんですよ、うん
そうなのか、理解した。
で、悩みはなんなのだ?
うむ、我は今、到底かなわないであろう人間の娘に恋をしているのだ。
(かなわないってわかってるなら相談に来るな!!)ふむ…それで?
うむ、モンスターと人間は今決してよくない関係にある。そのうえに前我の部下がその娘と揉め事を起こしてしまって、親しくなろうにもなれそうにない状況なのだ。どうすればよい?
(結構マジメな悩みだな)うーん…ならちゃんと一回会って謝罪をしたほうがいいと思うよ
ほう、謝罪か………だが、もし謝罪をせずそのままにした場合はどうなる?
…お前は無に帰することになるであろう
何!?それは困る。早く謝罪にいかねばー!(退場
…ふう、疲れた。
謝罪にいったほうがいいというのはわかったが、肝心の娘の居場所がわからなければ意味ないではないかぁぁぁ!!
大丈夫です王様!きっと近々会うことができますよ!
うむ、そうだその通りだ!我はきっとこのハートを伝えてみせるぞ!!
(風の神獣の将来が不安だ…

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