彼岸です。
猫の額のような我が庭にも彼岸花が咲きました。本当にこの花は不思議な花
ですねえ。名前の通り彼岸の頃咲き出します。しかも日本全国一斉にさくので
すから。彼岸花前線など云いません。
先週 だったか、山ノ神が 彼岸花 出てきたよ と言うのでみる と彼岸花の花
茎 がスーと伸びてその先に花穂がついていました。今日はその うちの二つば
かりが開きはじめました。
彼岸花は屋敷に植えると火事になると世間では嫌がりますが、私はこの花が
好き です。
庭 木と一緒にまぎれて生えてきて10数年経ちます。不思議なことに、別な箇
所にも白い彼 岸 花が生えてきて不思議だなあと言っています。そこは土も木も
いじっていないのですから。
屋敷に植えないと言うのは、彼岸花は花も茎も葉も球根も全部に毒があり、子
供などが誤って口にしないようにとの配慮から言い伝えとなったのかも知れま
せんね。
彼岸花は種を結ばず、球根で増えます。古代 朝鮮半島から 稲作とともに伝
えられ全国に広まったと言われます。墓場や田圃の畦 土手などに群生してい
ます。彼岸花の生えてるところには。その毒のためミミズが居ない。それを食べ
るモグラが来 ない。畦や土手にモグラが穴を開けないから水が漏らない。また
墓は昔は土葬 犬やオオカミ狐など墓を掘り返さないため毒草の彼岸花を植え
たとも言い伝えられます。
この花は、 極楽に咲くと言われるマンジュシャゲ(曼珠沙華)を初めテクサレ
バナ、シビトバナ、地獄花、ユウレイバナ、捨て子花 狐の尻ふき、狐のかみそ
り などあまり良 い名前はありませんが、全国では1000あまりもの異名がある
と云いますから驚きです。皆さんのところでは何と呼びますか。
「はしらずはなしらず」とも云いますけど、花が咲くときには葉は有りません。花
が枯れると、葉が出てきます。韓国ではそれで「相思花」と言うそうです。花は
葉を想い葉は花を想う というのだそうでうですが。「落花流水」と同様 趣
のある名前です ね。
彼岸花は毒草で有りますが 薬にもなり、また貴重な救飢食料でもありまし
た。戦時中球根を掘り出し供出した、毒抜きした澱粉を供出したと云います。
弟が高熱を出したときは、母が墓場から 球根を掘り出し、すりつぶして、足の
裏にはり熱を取ってたことを覚えています。膝の水を取るにも良く利くといってま
した。
明日は彼岸の中日です。 彼岸の行事は日本だけと聞きますが、お花を供え
にいってきます。