レインボーブリッジ

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今後銀行が目指すもの、2


昨日書いた三井住友銀行の戦略はリテールからプライベートバンキングへの移行ということだ。
UFJとMTFGの合併が避けられないと言うことは、
リテールではこれらの銀行に対抗できないことを意味する。
そこで、手数料も、実際にそのサービスにかかるコストから割り出した適正料金にし、
その結果リテールを諦め、できれば休眠口座なども整理してコストを減らし、
富裕層に照準を合わせ、例えばある程度の金額以上預金があれば、各種手数料は無料、
というようなサービス形態に移行していくことを考えているらしい。
横並びの護送船団時代の終焉ということなのだろう。
各銀行が個性を出していかなくてはならない。

ちなみに、この状況下で漁夫の利的な益を得ているのがIY銀行だ。
セブンイレブンを端末として使える、というのはかなり有利だ。
他の銀行の口座を持っている人が、セブンイレブンのATMを使うだけで手数料が自動的に入ってくる。
UFJが、「UFJ24」をはじめたとき、銀行としては画期的なサービスであったが、
そんなことはセブンイレブンを使えばとっくに実現していたのであり、
また、コンビニのほうがはるかに便利な場所にある。
ただ、IY銀行はその他のことに関しては、いまひとつ見えてこない部分がある。

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