ぷちがーでん

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もしかして、不妊症?


でもね、1年半を過ぎても何の兆候もないと不安になってきて、基礎体温を測り始めました。
その結果、低温期と高温期に綺麗に分かれていて、見るからに問題なさそう。
とりあえず5ヶ月付けて、それを持って個人の産婦人科病院を訪ねてみました。
本当はもっと早く行くべきなんだろうけど、次はできるかも・・・って考えちゃうのよね。

基礎体温表に目を通したお医者さんは「こことここ、流産してるね」と一言。

えええ!?なんですと?
そんな感じ、なかったような・・・いや、まてよ・・・確かに高温期のまま、月のモノがきたことあったけど・・・

さまに、それが流産だとか。
この時はショックと言うより「なーんだ、大丈夫じゃん♪」って感じ。

そして、いざ内診となり、ヘコむこととあいなりました。。。

「ん?なんだ??」・・・って、なんだよ、先生。
下っ腹の辺りをぐりぐり押されて、何か確認してるよう。
で、おもむろに「ここ、シコリあるの分かってるよね?」って・・・

はい?何のことでしょう??

私の手を取って「ここだよ、ここ!こんなに大きいのに分からないの?」って怒鳴られましても・・・
分かんないもんは分かりません!
この段階で、病院の選択を誤ったことに気付いたけど、もう、どうしようもない。
一通り説明を受けて、かなりヘコみました。

だって、8cmの子宮筋腫があるって言うんだもん。
伯母二人が子宮筋腫の手術してるから、どんなものかは理解していたから。
もっと小さければ薬で抑えながら妊娠を待つこともできるらしいんだけど、
私の場合は大きすぎるし、基礎体温で流産の痕が見受けられるから、妊娠しても流産する可能性が大きいとか。。。
とりあえず漢方薬を処方され、紹介状を持って総合病院へ行く事となりました。

紹介された病院は、当時住んでいた市内で一番大きな総合病院です。
受付を済ませてから待つ時間の長い事!!
イヤだったのは、産婦人科だから仕方ないけど、妊婦さんと一緒に待たなければいけないこと。
若者(当時は、ね。若かったのよ)が婦人科にかかるなんて思わないんでしょうね。
何人の妊婦さんに聞かれた事か・・・

「何ヶ月ですか?」

当時の私にとっては、禁句でした。
だってさー、下手したら、子宮無くなっちゃうかもーなんて考えていたから・・・

4時間くらい待って、やっと順番がまわってきた時にはホッとしました。
やっぱり内診があって・・・なにやら計ったり写真(っていうの?)をプリントしたり。
別室で詳しく説明を受けたんだけど、どうやら筋腫は1つではなく、8cmのものと7.5cmのもの、2つも抱え込んでいたようです。
もうね、子宮の形が見事にくずれてて、妊娠しても赤ちゃんが育つ環境には程遠いとか。
それに、大きすぎて今のままの状態では手術できない事、薬で生理を止めて、筋腫を小さくしてから核出手術をすること、取ってしまえば妊娠は可能なこと、など、一通りの説明と今後の治療方針を聞いて、嬉しいんだか悲しいんだか分からない状態で帰宅しました。

この時処方されたのが「スプレキュア」という点鼻薬。
これを1日3回、鼻からシュッと入れて・・・そうすると・・・月のモノが止まってしまうんですね~
わずらわしいのがないと思うと、嬉しいような、妙な気分です。
でも、これがなんと言うか・・・眠くなるわ、いきなりのぼせるわ、汗がふきだすわ・・・
日々、更年期障害と同じ状態になる、副作用との戦い。。。
この状態で、約6ヶ月、様子をみました。

その6ヶ月の間も月1で病院通いは続き・・・
毎回、パンパンにおしっこ溜めて順番を待つんだけど、これがキツイ!!
早朝4時ごろ起きてトイレに行き、また寝る・・・6時に起きて家事をこなして旦那を送り出す前にお茶をがぶ飲みして病院へ・・・
病院に付く頃には「トイレ行きたいなー」なんて考えてました。
けどね・・・それから診察まで、1時間以上あったりするのよね・・・
ただただ順番が来るのを待ち。。。中には「ちょっと出してくる。。。」って人まで。
パンパンに溜まってると、途中で止める事も可能になることを知りましたわよ。
そしていざ診察!診察中は「お腹押さないで~出る~~」って心の中で叫んでました。
診察が終わったら即トイレへ!!
もー出るわ出るわ・・・

そんなこんなの6ヵ月後。
するとどうでしょう。
あんなに大きかった筋腫が、6cmのと4cmのとにちっちゃくなっていたのです。
いや、私としては「たいして変わってないよー」って思うんだけど、医者にとっては手術可能な大きさになればそれでOKみたいです。

やっとこ手術の日取りが決まり、意気揚々と帰宅・・・
けど、やっぱりお腹切るのは怖いよね。
手術までの2週間、ドキドキの日々を送りました。

いよいよ入院の日の朝。

なんだかだるい。。。熱がある。。。38℃。
昨日から調子悪いと思っていたんだけど、ナゼ今になって。
とりあえずバタバタと仕度をして、病院へ行ってから指示を仰ごうと考える。

そんなバタバタの中、TVは付いてたんだけど見る余裕なんてなくて、頭の片隅で
「今日のTV、いつもと様子が違う・・・?」
なんて思いながら・・・

病院に着くとすぐに診察。
そこで熱があることを伝えたんだけど、38.5℃以内なら手術すると言うことだ。
そしていよいよ病棟に連れて行かれ、アンケート形式のものを記入。
よく覚えてないけど、酒は飲みますか?タバコはすいますか?なんてことがいっぱい書いてあったな。

病棟はナースステーションのお隣。
明日の手術は3件あるらしい。
私は1番最初なんだって。
2番目は同室に入院した40代前半の奥様。
彼女も筋腫の手術をするんだけど、子供がいないって言ってた。
まだ望めるお年だけど、筋腫が大きすぎてもうどうしようもないらしいの。
3番目は子宮脱のおばあちゃん。
色々話をしていたら看護士さんに呼ばれてテイモウ(どういう字書くの?)。
そこでまた、看護師と雑談を少し・・・

お昼ごはんは・・・何食べたろう??
普通の食事をしたような、流動食だったような・・・
夜は流動食だったんだけどね。
プリンの流動食は美味しかったな。

食後にまた呼ばれて、彼女と二人で「ひまし油」だったかな?油系の液体を飲みました。
いわゆる下剤ですね。
2時間もするとうんPが出るんです。
「もしも、もよおさなかったら言ってね~」
と明るい看護師さんでした。。。

すっきりしてこれで終わりかと思いきや、翌朝、絶食の後に待っていました。
何かって、浣腸が・・・
座薬を入れただけなんだけどね。

「10分以上は我慢してね♪」

って言いますけど、2分後にはもう顔面蒼白。
トイレの便座に座ったまま、時計と睨めっこです~
が、彼女は平気な顔をして、トイレの壁に寄りかかっていたらしい。
看護師さんの「あれ?なに?平気なの~??」って声が・・・
なんとか10分後にすっきり出して看護師さんのチェック。

「うーん、まだだま・・・」

え?すっきりしましたわよ。何かいけないの??

「浣腸するか・・・」

持ってこられたのは、1リットルは入っているかというようなでっかい容器と、見たこともない様なビックサイズの注射器みたいなやつ。

「じゃ、おしり出してね~」

って、明るく楽しそうにいわないで下さいよ~
1、2分で液体を全部入れて・・・く、苦しいっす・・・

「すぐだしていいよ~」

はい、出しますとも!我慢なんかできませ~ん!!
もう、あんなのイヤです・・・

彼女はやはり、何事もなかったかのように、涼しい顔してすっきり出しきったようでした・・・
いいなぁ・・・

後は手術の時間まで、ひたすら空腹に耐えながら、待つこととなります。

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