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みなさんバリバリですか?

錬金社 渡辺です


今日も気になる ニュース を紹介します

イー・モバイルがインターネット接続サービス,メールなしで月額1980円から

大日本印刷、「おサイフケータイ」に飲食店情報を配信

「Yahoo! Mail」の新版,IMと携帯電話へのテキスト送信が可能に

KDDI子会社とDAC、携帯に顧客の関心に合う広告

清水建設、携帯で8万施設の被災情報収集・ドコモと連携

バイアコム、MTVの「デコメ」配信

携帯サイトに広告配信・オプトがシステム発売





「ケータイ料金半額」は難しい!



6月末から, 携帯電話の基本料金 を巡る攻防が激しくなってきた

キーワードは 「半額」

50%オフ というプライスタグは

通常の商品ではセールの最末期ぐらいにしか見かけることはない

ケータイ料金の半額 とは,すごいことなのだろうか?

ことの起こりは,6月26日にNTTドコモが

2年間の継続利用を条件に最大の割引率が50%となる

「ひとりでも割引」 「ファミ割MAX」 を発表したこと

ひとりでも割引 「MY割」

同等の割引プランで,加入者が一人でも家族単位の割引プランと

同等の割引率の適用を受けられる

もう一つの ファミ割MAX



家族全体の割引率を引き上げるもの

いずれも最大の割引率は50%である

これに対抗して,KDDIは7月19日にau携帯電話の基本料金を

1年目から半額にする 「誰でも割」 を発表した

2年単位の契約をすれば,契約年月にかかわらず基本料金が50%割引になる

さらにこれにNTTドコモが反応し

1年目から50%割引になる 「ひとりでも割50」

「ファミ割MAX50」 を7月27日に発表した

話はややこしくなるが,NTTドコモやKDDIから割引サービスの発表があると

それぞれに対してソフトバンクモバイルが対抗サービスを発表している

今回の一連の 「半額」割引 でもこれは実行され

「自分割引50」「家族割引MAX50」 といったプランを発表した

要するにケータイ大手3社との契約ならば

ユーザーは新規契約の1年目から基本料金は 「半額」 にする

カードを持つことになったのだ


半額とはいうけれど…

経緯がどうであれ,基本料金が 半額 になることは

ユーザーとしては嬉しい限り

同じサービスならば安く使えるに越したことはないからだ

とはいえ,もうご存じの方は多いと思うけれど

これらの割引が登場したことで,ユーザーが支払う

毎月の 携帯電話料金が半額 になることは,まずない

理由は大きく二つあって

一つは,すでに多くのユーザーが何らかの割引を利用しているということ

もう一つは, 基本料金 以外の料金を支払っている

ユーザーがほとんどだということである

一つめのポイントで見ると

従来も 家族割引 長期利用割引 を組み合わせると

各社は10年超の利用期間があるユーザーには50%の割引を提供していた

それだけでなく,1年目から35%以上

3年目ごろには約40%という割引があった

全くこうした割引に頓着していないユーザーは別にして

なにがしかの安いプランを探したユーザーならば

すでに大きな割引を得ているだろう

すでに40%の割引を得ていれば

今回の騒動で 「半額」 の恩恵を被ろうと思っても

実質的には17%程度の割引にしかならない

もう一つは,メールやWebサイトの閲覧に必要な iモード

EZweb Yahoo!ケータイ などの料金が,基本料金には含まれていないことだ

また, パケット定額プラン なども基本料金外だし

各種のコンテンツ利用料はもちろん含まれない

通話料金がプランに含まれる 「無料通話分」 の中で収まるとしても

こうした料金が合わさって請求額になっていると考えると

「半額」 の呼び声はその声の大きさほどには

ユーザーの懐に届かないことになる

もちろん,何もしないよりは,月に数百円であっても割引にはなるから

ユーザーにメリットはある

とはいえこれらの割引サービス

いずれも 2年契約

契約期間中の解約については3社とも

9975円の解約料が必要になる

ユーザーは,思い立ったときに事業者を変えるといった

行動に出にくくなるはずだ

このため, 顧客の流出防止策 としては一定の効果が見込めるのだろう


長期利用者のメリットがどんどん少なくなる?!

一方で,という思いも捨てられない

5年なり10年なり,長期利用してる優良顧客への

数少ない優遇サービスが,これでまたなくなってしまうのかということだ

端末の購入時は,新規ならば 「0円」 でも

機種変更や買い増しだと2万円などといった費用がかかることが多い

ずっとそのキャリアに貢いできているのにもかかわらずである

その思いをなんとかこらえる防波堤の一つに

「長期間使っていると基本料金の割引率が高くなる」

という 割引プラン があったのではないかと感じている

1年目から半額で,10年使っても半額……継続利用者に対して

ちょっと理不尽な仕打ちのようにも思える

一つのキャリアに忠誠を尽くしても

このご時世ではあまり大きなメリットを享受できるわけではなさそうだ

どうせ1年目から基本料金は最大割引の半額になり

新機種が0円で手に入るなら, MNP(番号ポータビリティ) などを使って

他社に乗り換えていくという技もコスト的にメリットが出る可能性は高い

ただし,2年契約の半額割引を使っていてこの技に大きな効果があるのは

2年契約が満了するタイミングの1カ月間だけ

2年のうち,それ以外の23カ月の解約には先述の解約料が9975円かかってくる

よほどその時を心待ちにでもしていないと,実際にはなかなか実行は難しい

いろいろな条件がある 基本料金「半額」の割引サービス

ややこしいことをしないで,いっそのこと 「半額」 を基本料金にしてくれれば

余計な悩みを抱えずに済むのにとも思う

とにかく,宣伝文句は 「半額」 と明確だが

内容が分かりにくく,ユーザーを悩ませるサービスが

また一つ増えたことだけは事実のようだ



競争の原理が働いて過熱してきた

携帯の値下げ合戦

MNP(番号ポータビリティ) で1つの会社にこだわる必要がなくなって

サービスでも無くなる

お得意様と新規の顧客どちらが大事なのか?

単純には言えませんが、バランスが大事ですね



“電話”でなくなったケータイ



仕事がら、まったく通話しない日はありませんが

考えてみると メール が増えました

商談や会議、電車に乗っていて、通話が出来ないときは

メール で用件が入ってきます

1日メールが100件以上入ってきます

データ通信も同様です





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Last updated  2007.09.16 00:11:09
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