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2009年04月21日
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見ると、4つの漆黒の丸い点が反時計回りに、回り出した。


優誠はイヤホンパッドのようなものを、自分の机の上に置いた。


上から覗く。


4つの丸い点が少しずつ光を帯びてきていた。回転も高速になってくる。


すると、


優誠「!!」


2009-04-09 15:59:03


映像が映し出された。


そこには、


ツグミ「 夢の中


優誠「ツグミさん!!」





優誠「ちょっと呆気にとられましたよ。すごいですねこれ」


ツグミ「あぁ、そういうものがあったほうが良いと思ってな。耳につければ、通信も可能だ。

いつでも私と連絡をとることが出来る。

まぁ私から直接、優誠に話しかけることも出来るんだが、

姿を見て話せることが出来ておいた方が良いとも思ってな、こういう形にしたんだ。

それを渡しておく」


優誠「へぇ~~・・・・。昨日助けてくれたときですか?」


ツグミ「そうだ。そのとき優誠の携帯にな」


優誠「あの額についてた足跡はなんです?」


ツグミ「まぁそれについてもいずれ話す。




優誠「―――― ・・・先生達は・・・・助けられなかったんですか??

それとも、助けなかったんですか??」


ツグミ「すでに手遅れだったってことが理由だが・・・、 まだ分かってないんだ 」


優誠「・・・?・・・分かってない?」




今さっきもそうであったようにな」


優誠「!・・・・」


ツグミ「それに今はまだ多くを知る必要はない。目の前の事に集中すべきだ」


優誠「・・・そうですね」


ツグミ「・・・言いたいことは??」


優誠「・・・いえ、特にはありませんが・・・・・ツグミさんと出会い、俺の生活は一変しました。

――――― ・・・・いや・・・、不謹慎な気がするので、やっぱり言わないでおきます」


ツグミ「・・・・そうか。

これは普段、耳につけるなどして、持っていると良い。必ず役に立つ。

とりあえず一旦切ろう。またな」


優誠「ええ」


先に映像が切れた。


4つの丸い点が帯びていた光も徐々に消え、回転も落ちていった。


そして、完全に止まった。




ツグミ「不謹慎な気がする・・・・か・・・・。

こちらが力をやると歩み寄った。だが結果としてこちらの戦いに巻き込んでしまった・・・。

すまないな、優誠。・・・・ そうだ、マリア・・・・・ ―――――― 」





優誠「さて・・・・・とりあえず出なきゃな」


優誠は学校へ行く仕度をし、ツグミからもらったイヤホンパッドのような、

映像も映し出すことのできる通信器一つを持って、家を出た。





学校。午前の授業が終わり、昼休み。


工藤は1階のトイレにいた。


工藤のクラスの教室は3階にあるが、1階にあるトイレが一番きれいだから、よくそこを使っていた。


飲み物を買う生徒や、弁当、パンを買う生徒で溢れかえっていた。


工藤が通う高校に学食はない。


工藤がトイレから出てきたところに、


?「こんにちわ」


工藤「ん?」


目の前の廊下の壁に寄りかかるようにして立っていた学生が、工藤に話しかけてきた。


工藤「んぁ~~っと~・・・・曳舟さん・・・だっけ??」


曳舟「そ。 曳舟弥生(ひきふね やよい) 。よろしくね、工藤君」


工藤「あ、あぁ・・・こちらこそよろしく」



曳舟弥生(ひきふね やよい)。女性。17歳。誕生日は7月15日。

工藤のクラスメイト。身長は163cm。

黒髪で、全体に軽くウェーブのかかったボブスタイル。

髪の長さは肩から3~4cmほど上。痩せ過ぎず全体的にすらっとした、いわばモデル体型。


クラスの女子の名前をあまり覚えない工藤だが、高3になった初日に担任の先生が、

名前を言うだけで良いからと、生徒全員に簡単な自己紹介をさせたとき、

あまり聞かない珍しい名字、そして他の女子とは違い、冷静さがあったというか、

大人びていて落ち着いた雰囲気を感じとれた工藤は、そう印象に残っていた彼女の名前は覚えていた。



工藤「俺のこと待ってたっぽいけど・・・、何か用だった??話すの初めてだよね」


曳舟「うん。工藤君・・・・推理小説・・・・好きじゃない??」


工藤「!・・・・・そうだねぇ・・・・好きだけど・・・どうして??」


曳舟「やっぱり^^ 工藤君って、普段から落ち着いてるというか、大人っぽいじゃない?

そんな印象もあってか、推理小説読んでそうだなって何となく思ったんだよね」


工藤「!・・・・」


曳舟さんもまた、工藤が彼女に対して持った印象と同じようなことを、工藤に対して持っていた。


工藤は実際、中学のときから、

「落ち着いてるよね」とか、「クールだね」とか、よく言われていた。



工藤「そういう曳舟さんこそ。俺も同じこと思ってたよ」


曳舟「そう?・・・まぁ騒がしいのはちょっと苦手だけどね。

・・・・ねぇ、アドレス聞いても良い??」


工藤「もちろん」


二人はアドレスを交換した。赤外線なので、ついでに電話番号もである。


工藤「曳舟さん、昼は??」


曳舟「お弁当持ってきてあるわ」


工藤「そっか。そういえばいつも持参だったね」


工藤はベーコンエピとメロンパン、そして、


2009-03-31 16:11:29

コーヒー牛乳を買い、曳舟さんと教室へ戻った。


その途中。


工藤「教室でも良かったのに、何でわざわざ??」


曳舟「工藤君、大体男子と一緒にいて、あんまり女子と話さないじゃない?

何か話しかけづらくて」


工藤「あぁ、なるほど・・・そりゃ確かに」


あまりクラスの女子と話さない分、名前を覚えないのである・・・。





学校が終わり、駅に向かう途中。工藤は曳舟さんと帰っていた。


工藤「曳舟さんはどんな推理小説読んでるの??」


曳舟「私は赤川次郎の三毛猫ホームズが一番好きかな。

あとは西村京太郎の作品も今のとこ2~3冊くらいは。

外国の作品で言えば、コナン・ドイルのシャーロック・ホームズと、

アガサ・クリスティーのエルキュール・ポアロも少し読んだわ」


工藤「ぉおっ!!三毛猫ホームズシリーズおもしろいよね!俺も好きなんだよね~」


曳舟「面白いよね^^ でもちょっと意外。

工藤君は、シャーロックホームズシリーズが好きそうかなと思ってた。

特に理由はないんだけどね」


工藤「そりゃあ好きさ。3冊しか読んでなくてもね。

なんたって一番有名な、言わずと知れた名探偵だからねぇ」


工藤は歩きながら右手を顎にもっていった。


工藤「ふ~む・・・灰色の脳細胞、エルキュール・ポアロねぇ・・・。

ポアロも有名だよなぁ。つったら思いつくのはABC殺人事件か・・・。

受験が終わったらポアロも読みたいなぁ ――― 」


曳舟「・・・・・・」


曳舟さんは、そう言っている工藤の顔をじっと見ていた。


工藤「ところでさ、曳舟さんはどこの大学狙ってるの??」


曳舟「・・・・〇〇大学」


工藤「・・・・・まじ?」


曳舟「・・・・・まじ♪」


曳舟さんは、クスッと小さく笑いながら言った。





学校の最寄駅で曳舟さんと別れた工藤は、予備校へ行った。


そして、22時半頃、工藤の最寄駅の一つであるB駅に着いた。



工藤は今日は遅れて学校に行ったが、定期路線から行くと時間がかかるため、

めんどくさかったのか、B駅から行った。

B駅の次の駅が、学校の最寄駅であり、すぐ着くためだ

ちなみに、A駅近くの駐輪場に自転車を置いたままである。

そしてちなみに、自転車で行くには意外に距離があり、予備校のこともあって、自転車通学はしていない。



駐輪所へ行くために、B駅近くの公園に入った。


その途中、工藤の行く手に人がいるのが見えた。


少しずつ歩いて近づいていく。


女が、4~5分咲きにまで花が散り、緑が少し増えてきた桜の木(=葉桜?)に、寄りかかっていた。


工藤はその女の方をチラッと見た。


そして、そのまま通り過ぎようとしたとき、


?「・・・・あなたが工藤優誠かしら??」


工藤「!」






追記。

*ツグミと工藤の会話にすごく悩んでて、ずっと考えて試行錯誤してても、
どうにもしっくりこないので、けっこう省略しました。
あまり多くを語らせなくても良いかなと思ったので。
のちに、少し手を加えるかもしれませんが(^^;)
私とできるかぎり同じイメージで読めるようにしたい的なことは前にも言いましたが、
工藤の心情とか、この部分をどう感じるかは・・・・・あなた次第!?笑

*家・学校・予備校での、色んな日常も書いてますが、少し省略気味に。
あんまり書いてると先に進みませんし・・・苦笑

*曳舟弥生の髪型のイメージは、コナンの灰原哀です。笑
女性のヘアースタイルをどう表現したら良いか悩みます。
調べてですね、とある美容院のHPで女性のヘアースタイルの写真付きカタログ?みたいなのを見たんですが、
めっさ多いですね!!ちょっとびっくりしました。
「曳舟」という名の女性を出そうと思って下の名前を考えてるときに、
灰原哀みたいな感じにしたいと思ったので、(なので髪型も)
後々読んでて、イメージが被ると思う人もいるかもしれませんが、
性格的なことは違うと思ってください。

*パンや、よく飲むコーヒー牛乳やら、私がよくたまに買うものです。笑
実際、私が買ってるのはベーコンティアラですけどね。名前が違うだけです。

*あと、〇〇大学は、marchクラスより上のとこを思ってください。

長い追記、失礼しました。





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最終更新日  2010年05月30日 16時08分08秒
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