vol.2 拳王様について語る!



我が生涯に一片の悔いなし!!


拳王様・・・ 最強にして偉大なる北斗の長兄
出す技全てが必殺技、言うセリフ全てが名セリフという漫画史上に残る豪快なキャラクターです。
何事も恐れず、覇者になる為に突き進む姿に
また、自らを完全に最強と自負し、まわりを全て見下すその強さに惹かれた人は数知れず・・・
おそらく北斗の拳で人気No.1キャラだと思います。
原作者の武論尊さんもかなりの思い入れがあったようで、(原哲夫さんも証言していました) ラオウの異名の多さが物語っています。
どれだけあるかというと・・・

世紀末覇者、恐怖の支配者、失われた北斗の男、神をも恐れぬ男
北斗神拳二千年の歴史の掟を打ち破った男、狂える暴凶星
恐怖の暴凶星、天の覇者、最強の北斗を屠る者、神をも凌駕した男
天を握ろうとした男、恐怖の覇王、戦う鬼神、偉大なる主
拳王という巨人、この世で最も愛が深く、そして強かった男


自称、他称も含めて何個あるのだろうか??主人公のケンシロウでも2~3個でしょう。
しかも、神とか最強とかスケールの大きい言葉ばかり。あらためてラオウの偉大さを痛感します。

僕は拳王様とラオウの呼び方は分けています。 兜、マント着用時は拳王様、着用していない状態をラオウと呼んでます。
ちなみにここからは彼の人間性も含めて語りたいのでラオウと呼ばせてもらいます。

ラオウファンは多分男性の方が多いでしょう。
先ほども述べた通りラオウの人気の秘密は、その強さや堂々とした態度など男として憧れる部分だと思うんですが
それ以外の人間臭い部分も人気の要因としてあると思うんです。
ケンシロウは主人公なので、あくまで優等生です。感情や意思もあまり表に出しません。(何を考えているかわからない)
しかしラオウは、感情をむき出しにし、兄としての意地を最後まで貫き、自らが求めるもの(最強の称号、ユリアなど)を
追いかけている時はまわりが全く見えておらず、ユリアを愛していた事にも気付かず、
気が付いたら暴走している始末・・・
でも僕らは、 ラオウのその男としての愚かさ・・・ 単純で、頑固で、どこか子供ぽくて・・・
そして 時々見せる優しさと苦悩・・・ 強さの影に見せる、ある意味「弱さ」に魅力や人間性を感じているんだと思います。

ラオウはストーリー後半になればなるほど偉人として描かれましたが、最初は敵役として強さ・怖さ・悪さを前面に押し出したキャラでした。
そりゃもうインパクトありましたよ。あのレイがあえなく玉砕!馬上での堂々とした姿を見て、
「ケンシロウでは勝てない」 とハッキリ思いましたね。
伝承者をも凌ぐ最強の敵キャラとして申し分ない登場の仕方でした。(黒王号がまた良かった)

し・か・し・・・
僕は最初からラオウが好きだったわけではありません。
あの当時はレイが1番好きでした。(今は2番・・・)そのレイを赤子扱い・・・レイが~(泣)レイを倒すなんて~(怒)
相撲でいう北の海のように、強すぎて憎いキャラでした。(親方すみません)
人間性もあまり描かれていなかったこともあり(完全な悪役)好きになれませんでした。
好きになり始めたのは、その後ケンシロウと相打ちになった場面からですねぇ・・・
その後は順位を上げていき、ラオウが天に帰った時に1番になりました!!

1番好きだから言う訳ではないのですが、最強はケンシロウではありません。

最強はラオウです!!!!!!!
ラオウの事を語ったHPは色々ありますが、皆、ラオウの方が強いと断言しております。
理由も色々ありますが・・・本来ケンシロウはラオウとの最後の決闘までに何度も死んでいる可能性があります。
最初にシンに殺されていてもおかしくなかったし、ラオウとの初対決の時もレイが矢を放っていなかったらどうなっていたか?
サウザー戦でも瀕死となり、シバやラオウがいなければどうなっていたか???
確かにケンシロウはそんな修羅場をくぐりぬけて強くなり、究極奥義無想転生を身に付ける事ができた。
でもそれは弱かったが故に整った環境でもあり、最初からラオウのように強ければ修羅場をくぐる前に勝利していたと思われます。
もちろん彼は、多くの強敵(とも)から心と悲しみをもらい強くなっていきました。 ラオウが恐怖を感じる程に・・・
一方のラオウは強すぎるが故に、圧倒的に勝つが故に悲しみを知らず、強敵(とも)と呼べるのはトキのみ・・・
この条件の差で、ケンシロウが先に無想転生を身に付けて一時優位に立ちました。
しかしラオウも強引に無想転生を身に付けました(ユリアへの愛を心に刻んで)
これで2人は互角、むしろラオウに一日の長があり優位のはず・・・しかし結果は・・・?
なぜケンシロウが勝ったのか?? それはTVアニメ版で説明が入ります。
原作ではラオウがユリアを救うため秘孔を突き、仮死状態にします。 でもこれは説明不足なんです。
TVでは、この時にオーラを注入しているのです。つまりラオウは万全の体調ではなかったんです。
原作を読んでラオウファンは「ラオウが負ける訳がない!」と納得いきませんでした。
だからTV版を見た時は
でかしたぞ!TV版!
と納得すると共に、最後の決闘前にユリアのために身を削ったラオウの偉大なる愛に感動したものです。

でも、ラオウが負けた理由はそれだけではないでしょう。
後にユリア・ケンシロウが語っている通り、自らが倒されることを望んでいたからでしょう。
最後の一撃の時、ケンシロウは本気でラオウを倒す気でいたと思います。
偉大で尊敬する兄をこれ以上歪ませてはならない。
幼き日より追い求めた兄を超えたい。伝承者として雌雄を決しなければならない。
色々な思いが交錯したはずですが、最終的に『勝つ!』と念じた一撃だったはずです。
ただ、勝つも負けるもそれは別れを意味します。あの涙はそれを惜しんで出た物でしょう。
一方、ラオウの心境はどうだったんでしょうか?
『我が弟が最強の強敵(とも)となって拳を交える事ができた、ユリアに愛を教えてもらった、
これからは光の時代、もはや恐怖による統治も必要ないだろう。』
僕は、ラオウは最後のケンシロウの涙を見て、本気で『負け』を望んだんだと思います。
もちろん、最後の一撃は全身全霊の拳でした。でもラオウはわざと外し、
弟の、北斗神拳伝承者の、最強の強敵の一撃を受けたのでしょう。
しかし、その後のトキとの心の会話でまだまだ兄としての、拳王としての意地を見せるあたりラオウの男気を感じさせられます。
バラン戦の時にケンシロウは涙ながらに言います。
「拳ではオレを凌ぐラオウ。ラオウは知っていた。人を救うのは暴力ではなく愛なのだと。
  そして暴走を止める為に自ら倒れる事を望んだ・・・」
戦った本人が言うのだから事実でしょう。

しかしバランは叫びます! 「あのラオウが自分の生き方をくつがえすなどありえない!!」
また、多くのラオウファンも思うでしょう・・・
「そんな訳ない!最強を目指したラオウが自ら敗北を望むなんてありえない!」
確かにその通りです。事実はラオウしか知りませんが、(いや、ラオウも認めないでしょう)
ラオウがあの時に敗北を望んだからこそ、彼は英雄であり
偉大で最強の拳士なのではないでしょうか?!

平和の為に、愛の為に、そして拳に殉じた拳王ラオウ
その名は・・・
一生僕の胸に刻み込まれる事でしょう!!



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