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私は日本で一番インド人が多く住む地域に住んでいる。
今年になってうちの子供達、
年長の壱男と年少の弐女が通う私立幼稚園にも、
インド人が入園して来た。
これは珍しいケースで大抵のインド人はインド人学校か、
インターナショナルスクールに子供を通わせていて、
日本人の通う幼稚園に入園するなんて他の幼稚園でもないことだった。
年長に一人、年少に双子が一組、
それぞれ入園して来た。
それも壱男と弐女ちゃんの組。
あれあれ、と思っていたら両方の先生から通訳を頼まれた。
それで幼稚園の手紙を説明したり、
先生との会話を通訳するようになって、
段々インド人母達と親しくなっていった。
私はもともと日本人にしては、
ちょっと突出したところがあるから外国人の中に入って丁度いいところがある。
それもあってか、彼らとの英語の会話、
日本語の行間を読むような面倒な会話をしなくて済む、
そういう気楽な会話を次第に楽しむようになっていた。
それでいろいろ彼らの事がわかってきたんだけど、
インド人っていうのはベジタリアンなんだよね。
っていっても、鶏肉、羊肉は食べるんだよね。
卵も牛乳もね。
でも魚、豚、牛は食べない。
ここがミソ。
魚を食べないっていう所が、
私たち日本人と食のシェアを困難にしちゃう。
先月、インド人の双子の誕生日に招かれて、
私はいなり寿司を作ったんだけど、
このいなり寿司のおあげさんはフツウはカツオだしで煮る。
このカツオだしが彼らは頂けない。
だから私は昆布だしで作った。
味はイマイチだね。
日本人は魚離れが深刻なんて言うけど、
どっこい魚無くして私たちの日常食は全然成り立たないんだよね。
ってわかったよ。
カツオだしなしでは味噌汁も作れないし、
煮物も作れない。
チラシ寿司もあの桜デンブがないと味が決まらない。
おにぎりだって魚がないと、
梅干とこんぶくらいしか出来ないよ。
そのくらい魚食な生活してるワケよ。
それとインド人はこうも言うのよ。
肉や魚を揚げた油で揚げた野菜ですら食べられないと。
えーっ、そんなにデリケートなの?!。
だから、インド人は日本に来ても、
世界で一番人気な日本食は全然食べることが出来ないのよ。
っていうか、インド人はインド料理しか食べられないみたいなのよ。
だから、親しくなってもうちでランチでも、
なんて誘うことは難しいのよ。
まして、外で外食なんていうのも難しい。
そういう事情もあってか、
インド人は界隈に大勢住んでいるんだけど、
日本人との交流はない。
っていうか、接点を見つけるのが困難かもしれない。
日本人の英語がどうの、こうのっていうのは問題外と思う。
こういういろいろ宗教がらみというか、
風習の縛りがある国民がよくもまぁ海外に多く出てきているもんだと思う。
勇気ある行動と思う。
と同時に日本人って簡単でいいなぁって思う。
日本人に生まれたら終生日本人なんだけど、
郷に入ったら郷に従えるモンね。
柔軟だよね。
話は変わるけど、
民主党は移民受け入れを表明しているけど、
移民っていうのはこういう宗教、風習の違う人を受け入れるっていうことで、
短期滞在とは違うから、
彼らの教会の建設も認めることになるし、
彼らの食生活も認める、
つまり学校給食にも反映させるっていうことなんだよね。
今は移民は受け入れていないから、
うちの地元の小学校は、
イスラム圏の生徒からの給食の変更要請は拒否しているけど、
それが出来なくなるっていうことなんだよね。
私は移民にはものすごく慎重で、ほぼ反対なんだよね。
ロンドンを見て来て、
パリの話も聞いて、
実際移民の家庭に下宿して、
これはそうそう簡単なことじゃなくって慎重なことだと思ったんだ。
そして自分が帰る国があって、
そこにちゃんとした経済と文化があるっていうことに、
初めて感謝したという次第なんだけど。
でも世界には困った人々がたくさんいるのも知っている。
その人達への支援が必ずしも移民ではない、
というのが私のロンドンとパリで感じたことなんだ。
じゃぁ、どうしたらっていうのはこれからの課題。
これから衆議院の選挙が始まる。
都議会議員選挙の時もどうしたもんか悩んだけど、
今回も悩みそう。
入れるところがないよ。