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プロフィール

ricca.

ricca.

2009年09月10日
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カテゴリ: カテゴリ未分類

私は日本一インド人が多い地区に住んでいる。

普通インド人はインド人幼稚園に行くんだけど、

私の子供達の幼稚園に二組インド人がいて、

それがうちの子供達、年少、年長それぞれの組にいて、

私は今年それぞれの先生から通訳をおおせつかった。

先生たちにしたら日本語を英語にしてくれれば済む、

そういう単純なことが通訳とおもっているみたいだけど、

実際は日本のことが分からない人に、

これはどこで売っている、

これは日本だけの物でこういうもの、

といったお世話的な部分が多い。

そして日本語を英語に訳せば彼らは理解するというものでもなく、

彼ら、インド人を、もしくは相手の人となりを理解しつつ、

日本語を英語にして理解をしてもらう、

そういうことを現実的にはしてきた。

私はその中で二人のインド人の母とはそれなりの人間関係を、

築いてきたつもりだ。

インドと日本との間には、

前にも書いたけど大きな違いが存在する。

食べ物が筆頭に上がるけど、

彼らは習慣上、宗教上食べられない物が日本にいると多い。

私たちと食でシェア出来る部分が小さい。

それと最近わかってカルチャーショックだったことがある。

それはインドでは人間の区別があること。

インドと聞けばカースト制度があるくらいは社会で習った。

路上生活者がいることも知っている。

ある時、それは私が「知っているだけ」の域を出ていなかったことを知らされた。

インドの母は日本の物価か常々高い、高いと口に出す。

日本にいるインド人達はIT技術者だから、

お金持ちのはずでしょ、

と言う理解があったので彼らの金銭感覚が長らく理解できなかった。

*ほうれん草なんか10円よ。

*家にはメイドがいて月2000円よ。

*日本に来るまで掃除や洗濯、買い物なんかやったことがなかった。

*日本は機械がやることは安い。

*でも人がやることは高い。

*インドには人が沢山いて、

みんな家の家事は手伝ってくれます。

こういう母達の言葉の奥がなかなか理解できなかった。

人が一杯いる?。

日本だっているじゃないの!。

手伝ってくれる?、月2000円って何?

何でもかんでも安い?。

日本は高いっていうけど、パリやロンドンも同じような感じだけど。

高い、高い、っていうけどあなた達お金は十分にあるじゃないの!。

と私の頭はグルグルし続けた。

それで私は問いただしてみた。

「この家事を手伝ってくれる人っていうのは、カーストの下の人のことですか?」と。

「そう、cheap laborです。」と言う答えがスラスラ返ってきた。

 cheap labor:低賃金労働者。

インドではある階層以上の人は低賃金労働者のメイドを雇うのは常識で、

幼稚園でも先生は子供を教えるだけで、

掃除、トイレ、食事の世話はそれぞれの低賃金労働者が行う。

この低賃金労働者は読んで字の如く安い賃金で働かされて、

これは一生涯続く。

こういう当たり前の如く搾取されて使役される人々と、

当たり前のように人を使用人として扱う人々が存在する。

だからインドでは物価が安い。

それは円にたいしてルピーが安いというではなくて、

農民は低賃金労働者だからほうれん草が10円になり、

メイドが同じく低賃金労働者だから月2000円で雇え、

幼稚園で低賃金労働者が下働きするから先生は教育だけになり、

それとは対極に日本はそういう低賃金労働者ではなく、

国民がほうれん草を作るから198円になり、

うちのマンション管理の仕事で草刈、共同廊下掃除、公園の砂の手入れ、

そういう仕事をする人は国民だから、

管理費が1万円を超えることになり、

美容院でカットとカラーをすると」1万円を超えてしまうのは、

美容師が国民だからだ。

私は何にも出来ないけど、

インドで低賃金労働に押さえ込まれている人々を思うと悲しい。

私はこのことに気が着いて、

「日本は何でも高い。」という母達のダベリに憤りを感じるようになってきた。

日本とインドでは社会の作り方に大きな違いがある。

日本には低賃金労働者は事実上いない。

派遣村の問題がここ数年あるけど、

これは行き過ぎた実力主義だったという反省の声も出ている。

こういう人と人の格差を小さくしようというのが、

今の日本の流れだ。

それと間逆をいっているのがインドだ。

ごくごく自然に格差を受け入れていて、

当然至極のことになっている。

これが最近仲良くなってきたインド人母達との付き合いに、

暗い影を落とすことになっている。






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最終更新日  2009年09月10日 11時03分32秒


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