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うちは都内でも放射線量の高い地域にある。
家は買っちゃったし、
実家はホットスポットのK市だし、
旦那の実家も福島のお隣のT県だし、
で身動きとれない。
うちの区でも放射線から子供を守る会ができた。
個人でガイガーカウンター持つ人が増えた。
あるとき近所の公園で放射線料の測定に立ち会った。
公園の平場は毎時0.2μシーベルトで場所によって0.3くらい。
それが落ち葉が積もる木の根元を測った時、
最大毎時0.65μシーベルトをカウンターが示した。
警告音が鳴る。
そこから1メートルほど離れると0.4くらいに下がる。
ホットポイントだ。(こんな言葉はない。)
放射性物質は、
広がりをもった地区、地域にホットスポットを出現させたようなイメージだったけど、、
私が体験したような小さな点に集中することもある。
一緒に測定をした人に言わせると、
「木が吸い上げているような気がする。
木の根元の線量高い傾向にある。」と言う。
この木を見上げると肉厚の葉が生い茂る常緑樹だった。
木が吸い上げてくれてありがたいと思うべきなのか、
木に申し訳ないと思うべきなのか、
頭が混乱した。
次にここの線量を下げるには、
この大量に積もった落ち葉を拾い集める必要があると考えた。
でも木が吸い上げているとしたら、
この木の葉っぱが再び枯れて落ちるのを待って、
再び三度何度でも線量が下がるまで、
落ち葉をかき集めねばならないとも考えた。
そしてこの落ち葉をどこに捨てればいいのか。
再びアタマを混乱させながらこう思った。
大変なことが起きてしまった。
大変なことをおこしてしまった。
やってもやっても終の見えない状況が3.11以来始まったのだ。
このとき実感として腑に落ちた。
福島の状況を思うとうちの近所の線量など比較にならない、
と言う批判覚悟でこれを書いている。
理由は私には私の信念があるからだ。
福島の悲劇は長く続くと思う。
とても気の毒に思っている。
福島の皆さんに私が出来ることは、
うちの二人の子供を健康な成人に育てて、
納税者にすることにあると思う。
ちっぽけな貢献だけど、
これから税金で福島県民の健康、復興は賄われる。
だからフリーター、ニートより、最低納税額でも稼げる成人を一人でも多く増やす。
これは人口減少、つまり納税可能な人口減少の日本としたら、
現実的なことだと思う。