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Nov 26, 2010
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 今週水曜日、ダンスサークルに行きました。その人はワインの勉強会があって、疲れていたので、ふわふわぁとして正直、行く気力を失くしていました。友人が行くというので、誘われるようにふらふらぁーーと、夕暮れ時荷物を持って向かう。

 私が苦手だと思う女の子は来ていませんでした。女の子?奇妙な言い回し。私と同い年なのに、幼いなぁ……。

 その日のワインの勉強会、私は最前列にいました。やっぱり勉強をする時はノートではなくてはと、広げ、ボールペンを握り締め、一言も聞き漏らさずと、前屈みの姿勢。恐らく、全て書いてしまえば眠らないだろうと思い……

 ワインの世界にはありとあらゆる言語が登場します。 フランス語はもちろん、甘口ワインの世界にはドイツ語なんかね。それから、私の会社には、前には他の企業に勤めていたけれど、何かが違うと辞めてこちらに流れてきた人々が多いようです。

 そうした人々の話を聞くのは、中々面白いものです。前には何をやっていて、今何を考えているのか?などと……

 その日、勉強会ではゲキが飛び、”もっと積極性を!!”と……。何だか。義務教育で強制されたこととは逆のことを言いますね。それでも、現場では”個性を抑えて”とか言われることはありますが、ただお勉強をしているのではない、緊張感があってやり甲斐があったようです。

 質問をしたり、それからドイツワインに関する単語を皆で発音したりしていると、ダンスサークルの女の子が私を嫌う理由が少しづつわかってきたような気がしました。

 わかってきても、困ることには変らず……わかってもどうしようもないのになぁ……って。

 人は自分の思いのままにならず、他人は自分が思うようには自分を見てくれず、それでも、認められたい。

 人は私のことを、偏差値とは違った意味で”頭がいい”と言います。私はけれど、同時に”変った人”とも言われます。きっと、私は知らない所で、登場していて、彼女の妬みや恨みを買ったんだろうなぁ……。それから、自分のスタイルを生きること、それから自分の感情を隠さないこと、そんなことが、そうは出来ない人からすると、”狡さ”に見えてしまう。

 そうしたことは、本当の”狡さ”ではないのに、素直になることが”狡さ”として目に映ってしまう。果たして自分はありのままの姿で、他人に受け入れられるのだろうか?自分でも認めたくない姿がそこにある。自分が思うほど、嫌なものではなくて、その気持が更に増幅して認めがたい自分自身にしているだけなのに、目が覚めない。そんな時、現実は悪夢に近いものとなる。

 小学生の時、ありとあらゆる言葉を投げかけられました。”ブス”とか”頭、悪い”とか、”汚い”とか……。

 自分の中で自信を失った時、立てないと思った時、同じ場所を空回りしているような感覚に襲われる時、あれらの言葉が、自分が本来そうであった自分を奪っていったような気がして悔しい気がします。本当はそうではないのに、本来自分が持っていたはずの綺麗な何か、例えば翼のようなものを、妬まれそして奪われたのだと……。

 時が流れて、その時の子供達は大人になり、私は生まれた土地を離れて、東京という名の都会に暮しています。

 それでも、彼女が私に投げつけた言葉の中からモノを考えると、私は”変ってないなぁ”って思います。”昔と変らない”

 彼女は私の知り合いでもないのに、それなのに、同じものを私に感じ取って、同じような言葉を私に投げつける。

 彼女と別れた後、駅のホームで一人でいれば、どうしようもなく不安に襲われます。また再びの悪夢が繰り返されるようで……ふらふらぁっと。

 心配してくれる男の子がいて、主義という程でもないけれど、内向的な優しさと他人に好かれる社交性を持ち、それでいておしゃれなそういう男の子がいます。そして、その男の子は私に近づき話をします。私は楽しいなぁと思いますが、その時、女の子が甘えた声で彼に誘いかけます。

 ”一緒に……へ行かない?”

 彼は何も言えず、結局一緒に行きます。私は諦めています。好きなのかどうかわからない相手に執着するのも何だし、張り合う力もない。けれど、それでも、何か私に差し伸べられた手を払われるようで、嫌な感じがします。

 ”大人になっても”と、私は思います。ダンスが本当に上手な人は、きっとそんな風を感じても平気でいるのでしょう。一人でいて、払えるそういう力を持っているのでしょう。誰にも邪魔されない輝きを持つ力を得ているのだと、私は思います。

 駅のホームで先生達と語り合っていると、ただ、前に進むしかないのだと、思おうとしている自分がいます。

 先生は前向きな人で努力家、感情家です。

 前を見る姿勢を真似して、私も立っています。怠け者の私なのに、どうして、怠けることを知らない人々と一緒にいると、姿勢は幾分かすっきりとし、私を妬む人と一緒にいると同じ狢の情けない惨めな気持になるのでしょうか?

 私は自分で知らない間に他の人の雰囲気を感じ取り、同調します。だから、あまりよくない空気を持っている人とは一緒に長くはいられません。冗談ではなく、具合が悪くなってしまうからです。

 どういうわけか、本質的にそういう体質です。けれど、私の中の破壊的な性格がそんなことおかまいなしと、どういう場所にいても耐えられるようにと、私に無理をさせようとします。

 しかし、気取ってはみても、私一人は何にでも耐えられるというわけではないようです。最近では、常々笑っている人々と一緒にいるように心がけています。人の気をわけてもらうように、幸せをわけてもらうように、その輪の中にいて、自分も同じように笑っていようと思う日々です。






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Last updated  Nov 26, 2010 11:35:56 AM コメント(2) | コメントを書く


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cozycoach @ スペイン語 全然、頭に入んないよ、どうしよう Twitt…
康521 @ Re:出発(05/24) お久しぶりデス! アラッ、帰郷ですか?…
くーる31 @ 相互リンク 突然のコメント、失礼いたします。 私は…
cozycoach @ おめでとうございます 今年もよろしく。お互いに切り抜けましょ…
ricecocoa @ Re:仕事依存症(12/22) cozycoachさん どうやら、一人で時間を…

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