複式学級

複式学級

クラスには単式と複式とありますよね。だいたいは単式学級なのですが、
うちの子供が通っている小学校はすべて複式学級になっています。
ここでは、複式学級のことに触れてみたいと思います。

教室&教科

低学年、中学年、高学年に分かれて教室で授業をします。
だいたい同じ教科を勉強していますが、
時には違う教科を同じ時間帯で勉強する時もあります。

授業風景

教室の前と後ろに黒板があります。
学年で分かれるので、背中合わせで授業をしています。

先生は同時に教えることができないので、1つの学年はプリントなどで、
自習のようなことをしている間に、もう1つの学年を教えます。
そして問題を解いている間にもう1つの学年の授業をします。
というように、交互で教えていきます。

授業中のルール

交互に教えているので、ルールを作っています。
よく子供ってわからないところがあると途中で「先生わかりません。」って聞くでしょ?

でも、それは先生が声かけするまでタブーなんです。
なぜって、もう1つの学年は授業してるでしょう?
その邪魔をしてしまうからなんですって。

問題やプリントなど出来上がったら、「先生、出来ました。」と言って、静かに待ちます。
わからなかったら「先生、わかりません。」と言い、先生が来るのを待ちます。


複式学級は5教科以外の授業は
一緒に取り組んだりします。
上級生と下級生でいい刺激になっていると思います。

親として少々不安なことは、1つの学年を教えている間
手持ち無沙汰になっているのではないかということ。
自主的に各自で自習をしたりすればいいのだが、
しない子はボーッとしているという。
その間がもったいない。

ひとりひとり問題を解く時間が違うわけだから
早くできた子は暇だという。

単式と比べるとどうしても時間的に
半分になってしまうのは仕方がない。
先生と生徒の比率はいいのだが・・・。

このところ
子供たちの学力が落ちてきていると言われているが、
つめこみ授業で何が得られるのか?
時間の余裕があっても子供たちが
どういう風に有効活用できるのか?

それは教師の授業形態の濃さと
親の関心度が微妙に関わってくるような気がした。

考えて行動できる・・・そんな子供に育って欲しい。



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