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2006/12/07
カテゴリ： 趣味
学生時代、大好きだった作家。
山田詠美、吉本ばなな。
吉本ばななは、
高校時代、「キッチン」のヒットで
ミーハー感覚で読んでから、それからハマったの。
当時、27歳独身だったうちの高校の国語の先生は、
「何がいいたいのか、分からないから嫌い」って
言ってたっけ。
私は、いつもいろんなことを頭の中で
考えてパンクしそうな時があるのに
なぜか国語の成績は、いつも悪かった。
吉本ばななが何をいいたいのか考えず、
感覚で読んじゃうからだろう。
何をいいたいかなんて考えず。
どうして私の成績が悪いのか分かった。
山田詠美は、大学生の時、
羨望の念をもって読んでた。
なんてことない味気ない私の恋を
彩ってたものだったかな。
読んでなかったら、私の生活のそっけなさに飽きれたかも。
陶酔出来てたのは、山田詠美の小説のおかげ。笑
新作が出ると、即購入してたけど、
子育てに浸かってた時期にはすっかり忘れてた、読書。
4年経った今、むさぼるように読んでる。
・・・私の感覚も変わってしまってる。
吉本ばななの「死」を見つめる表現は、
新しい家族をもった私にとって、とっても恐怖を与える。
山田詠美の甘美な性の描写は、
妊娠出産と現実を経験した私にとって、
夢物語に過ぎない気がする。
だけど、時代が変わっても
彼女らの小説を読むと、
ふるさとに帰省したような気がするのは確か。
懐かしい。
彼女らも歳をとり、小説は変わっていってるのだろうけど、
感覚で読む、国語の成績の悪い私には（笑）
変わらない雰囲気がそこにあり、
私の過去と現在を温かく包んでる。
全く知らない、畏れ多い方たちだけど、
古い友達のような気がする。
私の人生を彩る大好きな作家たち。
永遠なれ
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