減らしてナンボ

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ハウルの動く城



正直言って、彼のハウルは不安だった。
彼のドラマは、どういう「役名」だとしても、あくまでも「木村拓哉」
でしかないと思っていた私。今回、不安を通り越して、嫌悪感すらあった。
それがどうだろう。
第一声から、誰よりも彼は多分ハウルの声だった。
甘くて優しく、ちょっとわがままなハンサムボイス。
映画を観ている間、私は確かにソフィーと一緒にハウルに恋をしていた。

CGによる、この映画の舞台となる動く城は、あまりにムニュムニュ
動きすぎて違和感を感じないでもなかったけど、あれはあれで
新鮮で良かったのかも。

ストーリーは、観ている時はあまり考えすぎなくても
楽しく観られるのだけど見終わって、しばらくして底の方から
ジワジワと深く考えさせられる、そんな感じがした。
ソフィーが魔法を掛けられた後、コロコロ若くなったり歳を取ったりするのも
なかなか意味深だったと思う。

倍賞千恵子の声で18歳は、やっぱり無理はあった。
でも、それはある程度しょうがないだろう。
しょうがないと言わしめるほど
90歳の時の声が素晴らしかったから。
多少、脳内変換しながら観ても、おつりがくるかも。

ジブリのヒロインは今回も力強くて可愛い。
女はいくつでも、どんな時代でも、どんな土地柄でも自分の足で立ち
強く可愛くなくてはならないのだ。
それがたとえ90歳だったとしても。

面白かった、も一回、観たい。DVD、欲しい。


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