そら日和

社会化期

◎社会化期

生後2ヶ月目に入る頃から、子犬の社会化が始まります。
社会化とは簡単に言えば、自分を取り巻くいろいろなモノ
(人間だけじゃなく、建物や音などありとあらゆるものです)に慣れる、ということになるでしょうか。

子犬が新しい家族のもとへやってくる頃(生後約50-90日)になると、
この「社会化」は最盛期を迎えます。

この頃の犬は、環境の変化や新しいモノに慣れる「柔軟性」が非常高く、
犬の成長過程の中で最も重要な時期になっています。

この時期にいろいろな刺激を受けることができれば、
将来、大きな問題が発生することはきわめて少なくなるのです。

逆に言えば、ほとんど刺激のない生活をしてしまうと、後々問題が発生してしまうということです。

また、問題が発生するかしないかは飼い主さんがわんちゃんから
「信頼できる人=頼もしいリーダー」と思われているかどうかも関係してきます。

この時期からちゃんとしたしつけを心がければ多くの問題はほとんど発生しないので、
しつけの第一歩として、いいこと、悪いことをちゃんと一貫性を持って教え、
よく遊んでやり、わんちゃんから信頼されるようになりましょう。

ただ、この「社会化期」は、生後約90日(約14週)ほどで終わってしまいますので、
あまりのんびりと構えていられないんですね。。。お家に来たその日から、です。

ところで、ここでいう、 「頼もしいリーダー」 とはどのようなものでしょうか。

気をつけたいのは、 力が強いだけでは ない ということです。

犬に安心感を与える事ができるか 、が最も大切です。
優しいだけでなく、叱る事も大切です。
いいときは褒め、悪い時はしっかりと叱る。
これができて初めて、犬はそこにリーダーを見つけるのです。

もちろん、普段の何気ない行動も犬はちゃんと見ています。
中途半端な対応を続けると、リーダーとしては認めてもらえなくなってしまいますので、
例えばどのような事に気をつけるか、よく知られている事ばかりですが、いくつかご紹介します。

1)ごはんの食べ残しは必ず片付けましょう。食事の管理はリーダーの役割です。また、特に夏場は食べ物は傷みやすいので、健康管理の面からも大切です。
2)グルーミングは毎日してあげましょう。スキンシップにもなりますし、病気の早期発見にもつながります。
3)よく遊んであげましょう。遊んでくれる人はワンコも大好きです(人間の子供もそうですよね)。

こんなことで?!と思われるかもしれないですが、
その油断が大敵なんです。(^_^)

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