身体の声を聴く
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最近、首の周辺が重苦しい。
瞬間的な頭痛。それに眼球の痛み。
「肩凝り」というほどではないが、これは不調を訴えるサイン。
原因を考えてみたら答えは簡単に見つかった。
チョコレートの食べすぎ、である。
最近、生チョコレートを作っているので
状態を確認するために日に何度と無く味見をする。
かなり濃いチョコレートなので、分解しきれずに
血液を濁しているのではないかと思う。
自分の腹を上から良く見ると、みぞおちの下、
左側が少し膨らんで、正中線が歪んでいる。
どうやら左の腎臓が腫れているらしい。
腎臓のフィルターが目詰まりして熱を持っている、という状態だと思う。
これらいのことは別に大したことではない。
食べるのを控えて腎臓を休ませればすぐに治る。
補腎作用のある生姜をお湯に入れて飲めば
身体も温まるし即効性もあるのでさっそく飲んでいる。
人間（動物）の身体は血液が回ってこそ生きてくる。
内臓に負担が掛かると、その働きが十分でなくなる。
現代の食生活は過食傾向にあるので
内臓は休むときを与えられないまま動いている。
消化吸収中には内臓に血液が集まってくるので
当然、末端まで血液が回り難くなる。
そのうえ分解しきなかった老廃物は血中に戻されるため
血液はどろどろの状態になり
末端の細い血管を通って先の先までは届き難くなる。
人間の身体は血が通ってナンボ。
肩凝り、頭痛、冷え性、生理痛などの主たる原因は
だいたいそんなところにあるらしい。
正月の三が日に断食をしたのは
こうした食生活の灰汁を取り除くのが目的でした。
ちょっとした不具合なら食生活の匙加減で治ります。
と、いうよりも
食生活に十分な気を使わないから不具合が起こる、
といっても良いでしょう。
かつての「成人病」が「生活習慣病」として
広く認識されるようになったのは最近のことですが
これは同時に、命を繋ぐためのはずの食事によって
命を縮めている、ということを証明したことにもなります。
食文化が成熟し、
人はそこからいろいろな満足を得られるようになった。
しかし、肝心な「食べ手」の精神が未成熟なために
その本質を失いつつあるのも確かなようです。
忙しい現代社会において、自分の食生活に気を配る、
ということはとても大変なことだと思いますが
そうは言っても自分の身体のことですから。
もう少し大事に使ってあげましょう。
追記
断食は、人によっては危険な行為となり得ます。
飢餓状態が引き起こす直接症状のみならず
隠れていた症状が表面化することもあるようです。
始めるときは専門家に相談してからにしましょう。
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