あいる びー はっぴー

あいる びー はっぴー

天使とお茶会 第一夜 *感想*



真っ白な世界。

私は色白な小さな手、はだし。服は白い質素なワンピース。

目の前に現れたピンクのふちの大きな楕円形の全身鏡。

鏡を見ると、茶色い目をした金髪の5~7歳くらいの女の子。
きれいな金髪というよりもちょっとくすんだオレンジがかった金の髪。肩くらいの長さ。

しばらく鏡のふちをがしっとつかんでじぃーっと覗き込んでる。
鏡から離れてまわりをキョロキョロ見回して歩き出す。

現れたのはおおきなトラさん。怖くない。
しまの黄色がちょっとクリーム色っぽかった。お名前は?と聞くと「私はガイア」
「そっかぁ」ってぎゅーって首元にハグしたらスリスリってしてくれたw
あたたかくて安心する。

木の扉をぬけてきれいな木漏れ日の中森をガイアと歩く。
途中であった大きな木は「こんにちは。みんなあなたを待ってるよ。さぁ、早く。」
低くもなく高くもなく心地よい声。

そのまま進むとハープの音色。
天使さんがいたw

「ようこそ、私の名はガブリエル。
いかがですか、一緒にお茶を飲みませんか」

ガブさんは白い長い布を巻きつけてる感じ。
ながーい金髪ちょっと巻き毛っぽい。
にこにこきれいな黄色い瞳で覗き込んでくる。

「こんにちは。よく来たね」
お茶会中はあんまり言葉を発さなかった。
よくわからないけど心に何か語りかけてくるような感じ。
自分でしっかり訳せてないんだろうな、いっぱいいっぱいメッセージもらった気がする。
でもコトバにできない。頭じゃわからないみたい?

ガブさんはテーブルに頬杖ついていて、二人でずっと見つめ合っていた。
ガイアはずっと私の脇に座ってた。優しい目で見守ってくれてる。

気がつくと自分は赤ちゃんになってた。
ばら色のぷにぷにしたほっぺ。ピンク色の小さい可愛い唇。金髪はくるくる巻き毛。
テーブルの上で小さな小さな手をバンバンやってる。

ガブさんはやさしく抱っこしてくれた。きもちよかったなぁ


最後にガブさんはクリーム色の小箱を持ってきた。
あけると中には半透明な紫色のハートのアメジスト。キラキラときれい。
「どうぞ」というので遠慮なくもらった。小さな手にちょうどいい大きさ。

ばいばいって言って、ガイア(トラ)の背に乗りその場を離れました。

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