Rin's

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かき氷

今、屋台でかき氷を買うと500円はするらしい。何故!?
氷を削って果汁0%のどぎつい色の着色料シロップをかけただけのものに何故500円!?うーん、納得いかない。

好きな方に言わせると「それでも夏はかき氷」なのだそうだ。
ここまで書けば分かるだろうけど、私はかき氷が好きでは無い。
理由は上に書いた通り、それに冷たすぎる。当たり前だけど・・・。
シロップも気に入らない。果汁0%なのに、科学の力で人の味覚を狂わせ
「これはイチゴ味だ~」と思わせる強引さ。食後に残る舌の上の苦い後味。
小学校低学年でここまで私は考え、アンチかき氷となったのだった。

しかし、時代は変わるもので現在は果汁を加えたシロップもあるそうだ。
果汁100%なんてモノもあるらしい。だったらシャーベットにしたらいいのに・・・。(かき氷派に言わせるとそれはやはり違うんだそうだ、はいはい)種類も豊富。イチゴ、レモン、メロン、ブルーハワイに加えてブルーベリー、宇治(抹茶)、青りんご、ピーチ、オレンジ、夕張メロン(!!)、全種類かけてレインボー。そろそろ夏祭りの季節なので、屋台をまわって研究しようかと思っているくらいだ。
(でも、レインボーといったらやっぱりハワイのシェイブアイスだよなぁ。)

私の実家の近くに夏になるとかき氷を始める氷屋さんがある。
大きな氷を業務用に切り出して売る、昔ながらの氷屋さんだ。
ここは夏になると大勢のお客でごったがえしている。小さい木造平家建てのお店で冷房なんてもちろんついていない。車で来ても止める場所がないから、みんな自転車でやって来る。木の大きなテーブルに丸いパイプ椅子、大人も子供もみんな大きなかき氷を頬張っている。軒先きの風鈴が揺れる。
氷屋さんの氷は、やはり味が違う。一人分がとても大きいので、妹に一口分けてもらって食べたが、口どけが全然違うのだ。氷にしている水も違うらしく、水道水臭さがない。それでもシロップはもちろん「科学の力」シロップだけど、ここで食べるかき氷はこのシロップでないときっとダメなんだろうなと思う。田舎の、趣き深い、夏の味。

来年あたりは私の子供達も浴衣を着て、かき氷という夏の風物詩を持って夏祭りを駆けるのだろうか。



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