りらの徒然日記

りらの徒然日記

2005年11月26日
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カテゴリ: 音楽
 だいぶ回復したとはいうものの、まだ身体は本調子ではない。
 身体のリズムも微妙に狂っており、昨日の夜~今朝にかけては、一睡もできなかった。
 眠れない、眠れない…、と悶々としているうちに外が明るくなってしまったのには絶句した。
 夫が出かけるので、そのまま起き出してしまったが、当然ながら気分はすぐれない。
 だから寝たいんだけど眠れない。

 結局、昼過ぎにようやく(?)寝付いて、そのまま4:30頃まで眠ってしまった。
 あああ、これじゃまた今夜も眠れないんじゃないか、悪循環だよ…、などと思いつつ、とっくに届いていた夕刊を読む。
 そして、テレビをつけて、大相撲を見始めた。
 ちっちゃい頃から、祖母の影響もあって、結構お相撲好きだった私。


 結局、結びの一番で朝青龍が勝って、優勝を決めた。
 前人未踏の7連覇、1年の全場所完全制覇、年間最多勝の記録を更新…、などとアナウンサーも興奮気味。
 朝青龍の相撲自体は力強く、相撲ファンを魅了するが、これだけ朝青龍の一人勝ちだといまいち面白くないな…、などと思っていた。

 そして、程なくテレビ中継は終わり、特に見る番組もないので、テレビの電源を切ろうとした。
 切ろうとしたその瞬間、画面は次の番組に切り替わって、そこに映ったのはオーケストラだった。
 昔からオーケストラが大好きな私は、電源を切ろうとしていた手を止め、なんていう番組だろう? このオケは? 指揮者は? などと考えながら思わず見てしまった。
 流れていた曲は、ウィリアムテル序曲。
 そして、その曲に乗せて、番組タイトルのテロップが。

「あなたが主役 音楽のある街で」

 それに続けて、番組の内容が簡単に紹介されたが、どうやら、街の音楽愛好家たちがプロのオーケストラと競演する、という企画がメインの番組のようだ。
 トップバッターの人が、クラリネット奏者らしいということもあって、このまま見よう! と決意してしまった。



 最初の方は、やはりクラリネットの方で、中学校でクラリネットと出会って以来、ずうっとクラリネット中心の生活を送ってきた、という男の方だった。
 そのために、今までに20回以上転職を繰り返してきたとか。
 オケをバックに『ニュー・シネマ・パラダイス』を演奏された。
 クラリネット独特の、ふくよかないい音色だった。

 2番目は、コケの研究の第一人者という広島大学の名誉教授の方で、この方は50年以上木琴を演奏されているとか。

 私は、小学生のころ、音楽の授業での合奏がとても大好きだった。
 いろんな楽器をやったけど、一番印象に残っているのが、学校に一台だけあったバス木琴だった。
 あの低くてふくよかな音色は、子ども心にも大変魅力的で、これを担当できることになったときは、本当にうれしかったのを覚えている。
 今から思えば、「バス木琴」と呼ばれていたけど、あれはマリンバだったのかも知れない。
 話が逸れたけど、そんなこんなで、とてもなつかしい気持ちになって画面を見ていた。
 この方は『宵待草』を演奏。
 改めて、いい音色だな、と思った。

 そして3番目の方は、ロングヘアーが美しい女性の方で、バンドネオンという楽器を携えておられた。
 この楽器、不覚にも今まで知らなかったのだが、ボックスのような形をしていて、蛇腹が付いていたりしてアコーディオンににているけど、鍵盤はない、みたいな楽器だった。
 迂闊にも題名を忘れてしまったが、アルゼンチンタンゴの有名な曲を演奏された。

 この3名の方々を見ていて思ったのが、皆さん、オケをバックに演奏しているとき、本当にいい顔をしているな、ということだった。
 真剣に心を込めて、でも楽しく演奏している、そんな感じが伝わってきた。
 いっときでも楽器に関わったことのある人間としては、とてもとても羨ましかった。

 これ以外にも、オケのみの演奏とか、ゲストの石川さゆりさんの歌とか(もちろんオケをバックで)、司会のcobaさんのアコーディオンとかもあって、本当に楽しめた番組だった。
 音楽好き、オーケストラ好きの方だったら、きっと同じように思われるに違いない。

 そして、ああ、またオーケストラで演奏したい、という思いがわき上がってきた。
 最後にオーボエを吹いてから、もう4年近く経ってしまい、つまりここ数年はとんとご無沙汰であり、かつ、吹けるような環境が整う見込みも全くない。
 それに、もともとなかった技量も、さらに落ちていることだろう。
 それでも、大勢の仲間と共に演奏するという心地よさをもう一度味わってみたい、そんな感覚を久しぶりに味わっていたのだった。

 最後は、全員参加しての『威風堂々第1番』だった。
 これまた大変懐かしい曲。
 というのも、高校の時もオーケストラ部に所属していたのだが、定期演奏会でのアンコールは、必ずこの曲と決まっていた。
 定期演奏会以外でも、文化祭等、演奏する機会の多い曲だった。
 当時はパーカッションを担当していたのだが、スネアドラム、バスドラム、シンバル…、などいろんな楽器を担当させてもらった。
 高3の定期演奏会、つまり最後の定期演奏会も、アンコールはもちろんこの曲で、ぼろぼろ泣きながらバスドラムを叩いていたことを思い出す。

 それにしても、偶然とはいえ、素敵な番組に出会ったものだ。
 どうやら、毎月1回、BS2で放送しているらしい。
 来月も見ようかな、などと思っている。





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最終更新日  2005年11月26日 23時44分39秒
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