りらの徒然日記

りらの徒然日記

2007年03月22日
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カテゴリ: スポーツ全般
今日は、楽しみにしていた、世界フィギュアの男子シングルフリーでした。

J SPORTS PLUS で最初から最後まで、生中継してくれたので、そっちを見てました。
(もっとも、16:00~だったので、最初の5人くらいは見られませんでしたが、録画はしていました)

解説が、NHKでも時々解説しておられる、樋口豊さん。
抑えめで、でも的確な解説は、とても好感が持てました。
なんか、言い方がやわらかいんですよね。
本田くんの解説も好きですが、樋口さんもいいな、と思いました。
それと、実況の女性の方も、余計なことを言わず、いい感じでした。


で、日本人でまず出て来たのが、織田くん。
昨日、トリプルアクセルで、まさかの大失敗をして、SPでは14位と不本意な結果にとどまっていただけに、(今日は上手くきれいに滑ってほしい!)と、祈るような気持ちで見ていました。

で、最初の3アクセル+3トーループ+3ループの、3連続ジャンプを、本当にきれいに決めてくれて…。
もう、感涙!
一人で見ていたにも拘わらず、思わず
「よかった、よかった」
と叫んで、拍手してしまいました。
そのあとのジャンプもほぼノーミスでしたし、スピンは相変わらずきれいで、レベルが高い!

それから、彼は今大会から(だけ)、フリーのプログラムを変更してきたんです。
今年に入ってから、一から作り直したとか。
曲も「ミッション・インポッシブル」になっていました。

でも、とても彼らしい曲だし、彼らしいプログラムに仕上がっていたと思います。
世界選手権直前にフリーのプログラムを変更するのは、とても勇気が要ったと思いますが、それを、よくここまで滑り込んできたなぁ、と、そちらにも感動しました。
(そういえば、トリノ五輪のときの荒川さんも、直前にフリーのプログラムを変更したんだったっけなぁ、と急に思い出したりしました)

演技が終わったとき、もう一度
「よかった、よかった」

昨日の失敗を充分取り返す演技だと思いました。
得点も、かなり出て、その時点では、12人滑り終わってトップ。

もっとも、これはあとで知ったのですが、コンビネーションジャンプを、規定よりも多く飛んでしまって(3回までのところを4回飛んでしまったらしい)、最後のが0点になってしまったそうです。
どうやら、最初の3連続ジャンプの、最後の3ループが、決まっていたのに、彼自身は(回転不足と判断された!)と思ってしまい、とっさにそのあとのジャンプを変更したため、混乱して、結果的にそうなってしまったとか。
ってことは、その計算違いがなければ、もっといい得点だったってことですよね。
うーん、残念。
でも、それでもここまでの得点をたたき出すのは、逆にすごいと言うべきか…。

あと、前世界王者の、ランビエールの演技が、すごく素敵でした。
ジャンプも、最初の4回転で、ちょっとステッピングアウトがあったくらいで、あとは、ピタッ、ピタッと決めてくるし。
そして、スケーティングそのものが、とてもきれいだと思いました。

ジュベールは、4回転を2回飛ぶ! と言っていたのに、1回に抑えてしまったのが残念でした。
おそらく、SPがとても高い得点だったこともあって、安全策をとったんだろうな。
でも、その4回転そのものは、着氷まで、本当にきれいで、まるで氷に吸い付くようでした。

そして、我らが、高橋大輔くんです。
実は、ランビエールが21番滑走、ジュベールが22番滑走と、直前の2人にすごくいい演技をされていたんですよね。
演技そのものは見ていなかったと思いますが、それでも歓声とか空気とかは伝わっていただろうし、それはよりいっそうのプレッシャーになったと思います。
そうでなくとも、SPで3位という微妙な位置、地元開催、とプレッシャーになる要素は、いくらでもあったのですから。

でも、でも…

 本当に素晴らしい演技でした!

最初の4回転こそ、ちょっとバランスを崩してしまいましたけど、それでも、転倒せずになんとか踏ん張りましたし。
あとのジャンプは、ほぼ完璧でした。
(佐藤有香さんなら、きっとあの口調で「完璧…」と言うんだろうな)
スピンも、回転も速く、とてもきれいでした。

そして、最後にして最大の見せ場、ストレートラインステップシークエンス。
会場のお客さんも、よく分かっているのですね。
そこに入る前から、もうすごい歓声でした。
正直、ちょっと疲れているかな、とも思いました。
でも、それを十分に乗り越えるだけの、深くてきれいなエッジワーク。
早くてきれいな、身体全体を使った動き。
見ている者を、完全に魅了するステップでした。

最後のスピンを終えて、決めのポーズをとった直後、彼の目には涙が浮かんでおり、そして全身でやり遂げた感動を表していました。
もちろん、会場はすごい歓声+スタンディングオベーション!
そして、彼が表現した感動に、さらに会場も感動して…、と言った感じがしました。

得点も、ものすごい高得点!
特に、テクニカル・エレメンツで86点台、というのは驚異的でした。
プログラム・コンポーネンツの5エレメンツも、全て7点台後半だったし!
この時点で、総合得点で、ジュベールには僅かに及ばなかったものの、ランビエールを上回って、2位でした。

そして、最終滑走のバトルが、高橋くんを上回れなかった時点で、
 高橋くん、銀メダル確定です!!!
もう、本当に感動して、テレビの前の私ですら、泣いてしまいそうでした。

そして、これもあとで知ったのですが、フリーだけだったら、高橋くんが1位だったそうです。
それだけ、高橋くんのスケートが世界に認められたっていうことですよね!
いやあ、感慨深いものがあります。

織田くんも、最終順位7位でした。
SPの結果を思えば、本当によく健闘したと思います。

で、高橋くんが2位、織田くんが7位、合計順位が9位ということで、来年の世界選手権の男子シングルの3枠も決まりました!
去年のオリンピック、世界選手権が1枠だったことを思えば、これもすごいことだと思います。

充分覚えていなくて、ここに充分書ききれなかったけど、他にも感動を与えてくれた選手は、たくさんいました。
録画しておいて、本当によかったなぁ、と(笑)

いよいよ明日からは、女子シングルが始まります。
また、テレビにかじりついちゃうんだろうな、σ(-_-)ワタシ
とにかく、こっちも楽しみ!

《追記》
そういえば、昨日嘆いていた、ペアのフリーですが、どうやら4月に入ってから、J SPORTS PLUSで(ダイジェストでしょうが)放送してくれるみたいです。
よかったぁ!








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最終更新日  2007年03月22日 22時37分58秒
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