りるまま日記~バセドウ病と妊娠・子育て生活~

りるまま日記~バセドウ病と妊娠・子育て生活~

婦人科へ行こう!

卵巣嚢腫
って聞いたことありますよね?
そうそう、某有名アーティストがなって、
その後、若い人でも婦人科を受診するようになったという、あれ。
りるままは22歳のときにやりました。
かれこれ○年前です。
女性なら、20歳をすぎたら、毎年一回は婦人科へ行きましょう!


発病前の卵巣の”腫れ”
発病の2年前、不正出血があり、当時の会社のそばの病院へ。
卵巣が4cmほど腫れているとのこと。
漢方を服用して、二ヶ月通院して、大きさが元に戻った。

また不正出血
それから2年後、また不正出血が続き、病院へ。
小さな産婦人科だった。
「大きい病院で検査してもらって」と言われ、自宅から近い総合病院へ。
卵巣がソフトボールと野球ボールの間くらいまで大きいと言われる。
茎捻転を起こす可能性があるため、早めに手術するとのこと。
「子供は産めますか?」と聞いたら、「開けるまでわからない」・・・
大きさが大きさだけに、あと、「悪性」だった場合、卵巣は取る事になる。
このとき、カレシが言った事、「俺、子供好きじゃないから」
慰めてくれたんだろうけど、今思うとショックな言葉だなぁ。
(でも、今はりーすけにメロメロ。)

検査、入院
12/24のクリスマスイヴが手術日だった。
その日が一番早くて空いてる日だと言われた。
当時のカレシ(パパ)と会う約束はなかったけど、
クリスマスイヴにわざわざ手術することないじゃん!と思いつつ、
母が心配するので仕方なく了承。
前日より入院することに。
それに向けて、1週間前に検査をいろいろやられた。
血の止まるスピードを計ったり、
たしかMRIみたいのもやった気がする・・・
で、12/23、入院。前日からカレシが我が家に泊まってくれ、
病院まで一緒に行ってくれた。
開腹手術っていうのかな?だったから、浣腸を打たれた。
「明日もやりますよ。」と言われ、もうこんなのはたくさんだと思った・・・
切る周りの体毛は剃ります、と言われたけど、
胸の下から下の毛まで全部そられた!
そんなに広範囲でそらなくても・・・となんか恥ずかしくなった。
手術前夜は睡眠薬を渡された。
絶対眠れないと思っていただけに、渡されて良かったと思う。
これが人生初の入院だった。

手術
実は、麻酔が効きすぎて、あまり当日のことは覚えてません。
当日はカレシも仕事を休んでくれ、朝早くに我が家へ母を迎えに行き、
病院まで送り届けてくれた。
(カレシの自宅と私の自宅は車で2時間ほどかかる) 下半身麻酔だった。これが死ぬほど痛かった! 手術時間は予定よりちょっと長くかかったらしい。
2時間くらい、と言われたが、もっとかかったから心配だった、と母。
手術が終わったとき、「会いたい人はいますか?と看護師さんに言われ、
「○○××(パパの名前)に会いたい」と言ったのはなんとなく覚えてる。
今でも母には「おかあさんって言ってくれなかった」と怒ってる。
ごめんね、でもあんまり覚えてないんだもん・・・
術後すぐ、執刀の先生が、
「赤ちゃん、産めるよ、ビキニも着れるように切ったからね」
と言ってくれたのははっきり覚えてる。
本当に嬉しかった。
それにしてもなぜ下半身麻酔なのに、全身麻酔のように記憶が無いんだろう?
やっぱり麻酔の量を間違えたのかな?
その後、一度目が覚め、「イタイイタイ!!!」と騒ぎ、
痛み止めの筋肉注射を打たれた。
次に目覚めた時は、カレシが傍らで私の雑誌を読んでいたのを覚えてる。
後は記憶にない・・・

術後
腫瘍を見せてもらえると思ってたのに、見せてもらえなかった。
パパが言うには、「教室のごみを集めて、水に浸して集めたかんじ」だそう。
なんとなく、イメージできた。
腫瘍には髪の毛が生えていたらしい。
ほとんどが水、あと少しの血液と脂肪。
髪の毛がなぜ?のわけは、女性だから、です。
赤ちゃんって、生まれたてでも髪の毛が生えてるでしょ?
だから、私は勝手におなかで赤ちゃんを育てていたようなものだそう。
体って不思議です。

12/31が退院予定だったが、熱が下がらず、先延ばし。
結局、元旦に退院。
10日間にも及ぶ、入院生活だった。
抜糸を済ませた後から微熱が続いていて、
安静のため、ちょっと長引いてしまった。

術後はすぐ物を食べれるわけじゃない。
おならが出て、初めて「おもゆ」などを食べる。
今思えば、離乳食初期から中期、と段階を経て、大人の食事ができるようになる。

入院生活は辛かった。
寂しいし、ヒマだし、キズは痛いし。
あんなに辛いことは二度とイヤだ。

「産婦人科」だけあって、同じ病室には出産を終えたママもいた。
私はあまり気にはしなかったけど、もうちょっと配慮があってもいいと思う。
(現在、その病院は、ちゃんと病室がわけられてるらしいけど)

退院した日は、大好きな餃子を母が作っておいてくれた。
いつもと変わらないけど、この日ほど美味しかった餃子はなかった。
あ~、やっぱり死ぬ前に食べるものは、
絶対「おかあさんの餃子」にしよう、と思ったのでした。(笑)

退院後7日目で、再診。経過は問題なし。
また1年後に来て、と言われる。

いまだにおなかには横12cmほどのキズがあります。
薄くはなってきてるけど、きっと一生消えないでしょう
もうあんな辛い思いはしたくない。
だから健診があれば、積極的に受けていこうと思う。
女性の皆さん、婦人科に行く事は恥ずかしくありません。
異変を感じたら、すぐ行ってください。



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