ミッション実現への道

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2005.10.20
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カテゴリ: 本・読書
「脳」整理法
「脳」整理法

「世界一受けたい授業」の先生でもある、茂木健一郎さん。
この本では、従来のような脳の「外」にある情報の整理ではなく、
脳の「内」にある情報の整理を扱っています。

発売されてから約1ヵ月半で、5万部を超え、
増刷(5刷、計6万部)になったとのこと。
これほど売れているけれど、私にとってはちとわかりにくい本でした。

理由としては言葉使いが独特で、抽象的なこと、
“整理法”という言葉をメカニズムとして捉えていること、
などでしょうか。


1人の人間が充実した人生を送るために必要な知識を「生活知」、
このように分けています。

私達が生きている世界のほとんどは、ある程度予測は付くが、
最終的には何が起こるかわからないといった“偶有的”な状態です。
この“偶有的”な状況を生きるための知識を付ける上で、
「生活知」と「世界知」を結びつけ、整理していく脳の働きが、
ポイントとなるのです。

いくつか、面白かった言葉を…

■覚悟を決める
不確実性を楽しむという「生活知」は、そもそもこの世界の本質、
とりわけ生の本質は「偶有的」なものであり、不確実性は避けられないものであるという認識のもと、


■セレンディピティ
「行動」、「気づき」、「受容」が「偶然を必然にする」セレンディピティを高めるために必要な要素なのです。
ただしこれらの3つの能力がすべてそろっていても、それだけでは偶然の幸運に出会う準備ができたに過ぎません。

セレンディピティとは「それを生かす準備ができている」、また「事後にそれを生かすことができる」


■アハ!体験
脳の中で何かを思いついたときに、脳の神経細胞が短い時間、同時に活動し、
たった一回で本質的な変化を生み出す学習体験が起きるのです。

■ディタッチメントとパフォーマティブ
ディタッチメントとは自らの立場を離れて世界を見ること。
パフォーマティブとはそれが論壇において、あるいは現実社会において、
どのような効果を与えるのかを、予め計算して言葉を選ぶこと。

それにしても、茂木さん、
裏表紙の著者紹介の写真が、
1,000円札の野口英世とそっくり。。

茂木健一郎さんのクオリア日記「 あすへの話題 「脳」整理法





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Last updated  2005.10.22 22:05:31
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