電車でGO BACK♪~



ほとんどの人たちが目をつむっているか、ゲームに興じていたり。電車はすこしゆれながら、おばさんたちのおしゃべりも邪魔にはならず、乗客たちの眠けをさそう。

「雨がふるかしらね?」
車窓のはるか先にくろ雲が広がるさま。

そのひとことで、その車両のみながはっと顔をあげ、車窓のはるか先を確かめ、すぐ、また、目をつむるか、ゲームに興じる、もとどおり。

電車はあいかわらず疾走し、さっきの一瞬のできごとが嘘のよう。車窓の先にはもう雲はなく青空がひろがる。

さっきのおばさんたちも、おしゃべりをつづけながら、すぐ次の駅で降りてゆき、サラリーマンのひとたちも、ひとり、ふたり、次々と途中の駅で降りてゆき、あとはブレザーやセーラーの高校生だけ、まどろみタイム。あいかわらず電車は快走をつづける。


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