鵜沼の山師

鵜沼の山師

デリー市内の移動


〈デリー市内を移動するとき〉

 デリーはけっこう車が多い。ニューデリーに関しては、日本とたいして変わらない。混むのはコンノートを中心とした地域と幹線道路で、朝夕のラッシュ時間帯はもちろん、昼間もけっこう車が走っている。オールドデリーのほうは少し入ればゴッチャゴチャだ。車、オートリキシャ、リキシャ、人、のら牛等々、縁日状態のところもある。
 ニューデリーの交差点の多くはロータリーとなっている。道はロータリーを中心に6方向へと放射状に分かれたところがあちこちにあるが、タクシーなんかに乗っかって移動していると自分がどの方向に向かっているのかわからなくなってしまう。タクシーに乗った場合、初めてデリーへ来た人の場合はもちろん何回か来た人であっても適当に遠回りされて実際より多めの料金を請求される場合がある。ところでタクシーの場合は注意することがある。ホテルから乗る場合必ずといっていいほどインドへは何回目かということを聞かれる。初めての場合であったら、うそであっても3回目とか4回目とか自信を持って言い、行き先をはっきりといったほうがよい。そうでないと土産物屋へ直行である。
 オートリキシャはぼられる事が多い。メーターがついていてもいくらかかるかということを交渉してからでないと、数倍から10倍くらいの料金を請求されることがあるから要注意である。悪質なドライバーになるとメーターを動かさず目的地についてから通常の10倍近い“外国人用”の料金表を見せて料金を請求するということをするので要注意である。また注意していないと料金メーターの数値を客の目を盗んで少しずつ増やしていくということをやられてしまう。オートリキシャのメーターは手動で勝手に変えることができるのである。
 ニューデリーを歩くことについては歩道がしっかりついているので問題はない。しかし交通量の多い道路を横断するのは大変である。横断歩道が少ないので適当なところを横切ることになるのだが、普段横切るのに慣れていない我々にとっては、かなり度胸がいる。インドの皆さんは大人も子供も非常にうまいタイミングで横断するので感心してしまう。まねして横断するときはくれぐれも注意を。


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